「父の遺品の人形を供養したいのですが、焼いてもらえますか?」──最近このようなご相談をよくいただきます。本寿院では、「人形供養」と「お焚き上げ」は別のものであると考えております。本記事では、正しい供養の意味と当院での対応について、詳しくご説明いたします。
人形供養とは何か?
多くの方が「人形供養=焼くこと」と思われているようですが、供養とは“想いを届ける仏事”であり、焼却とは異なります。たとえば、葬儀でも「式(儀式)」と「火葬」は別であり、供養の本質は「心を込めて拝むこと」です。
本寿院では、人形の供養を通じて、「ありがとう」「お疲れさま」という感謝の気持ちを仏様にお伝えすることを何より大切にしております。

供養を通じて感謝を伝える
本寿院での人形供養について
本寿院(東京都大田区)では、毎月第2日曜日の朝8時45分頃から人形供養の法要を執り行っております。予約不要で、どなたでもご参列頂けます。
ご供養後、お預かりした人形は、年に一度、千葉県市原市の山寺「大福院」にてお焚き上げいたします。

千葉県大福院でのお焚き上げ
なぜその場で焼かないのか?
東京都内のような大都市では、法律により「野焼き」は基本的に禁止されております。
宗教行事として届け出を行えば可能な場合もありますが、安全面や環境面の配慮から、当院では屋外での焼却は行っておりません。
また、現代の人形には多くの化学繊維が含まれており、すべてを安全に燃やすことは困難です。よって、一部の人形を選定し、代表して丁寧にお焚き上げしております。

節句や思い出の品々
お焚き上げ法要への参列はできる?
「お焚き上げの様子を見届けたい」というご希望もいただきますが、お焚き上げの日程は天候に大きく左右されるため、事前に確定することが難しいのが実情です。
たとえば、前日に雨が降って当日だけ曇りなどの気象条件が理想ですが、晴天すぎても火災の危険があるため実施できません。このため、一般の方の参列はお受けしておりません。

皆さんの感謝の想いを伝える供養
個別のお焚き上げをご希望の方へ
「どうしても自分の目の前で燃やして供養してほしい」──そのような強いご希望をお持ちの方のために、今年から個別対応のお焚き上げ法要を開始いたしました。
僧侶とスタッフが千葉の大福院に赴き、市原市役所に届け出の上、個別に結界を設けて供養を行います。少量の人形を少しずつ焚きながら、施主様の想いを大切にご供養いたします。
※別途、出張費・諸経費が発生します。詳細は下記大福院のページをご覧ください。
人形供養とは、単に「焼却すること」ではなく、心を込めて「ありがとう」と手を合わせる尊い儀式です。本寿院では、皆様の大切な思い出を仏さまにお届けするお手伝いをさせて頂きます。
ご不明点があれば、いつでもご相談ください。
動画全文
おはようございます。 本寿院の住職でございます。
人形供養で、父の遺品 なんですけれども
その遺品をお焚き上げを して貰いたいんだ ぁ、
そうですか 先日私共のお寺で
私共のお寺では 毎月東京の 大田区の本寿院では
毎月第2日曜日 朝の9時から 人形の法要をしております。
予約の必要もございません。 どなたでもお越し頂いて ご供養頂けます。
ただですね 、ここで皆さん 燃やして焼いていると 思っておられます。
まず人形供養する事と 焼く事は別だと考えられた方が 良いと思います 。
皆さん、焼く事が 供養だと思っておられますね
いやいや、焼く事が 供養じゃないんですよ。
私共が例えば葬儀であったり 葬儀で言うんであれば 葬儀式がある訳ですね。
火葬場で焼くのは焼く 火葬する訳ですよね 、これは仏教 ではないんですよね 。
だから焼く事と 供養する事は全く別なんだ
だから人形供養が大切な事は 焼く事ではなくて 供養する事なんですね 。
法律的にも この野焼きというものは 法律上出来ないんですね 。
こういう宗教行事であれば 事前に消防署に行ったりして 、そして届け出を出して 、
焼く事はもちろん出来るんです 。
だけどこの東京の大都会の中で 燃やす事っていうのは 不可能でございます 。
ですから私共では年に一度 千葉の山奥のお寺 大福院 というお寺があります。
そちらの方で お焚き上げを致します。
でもですね 人形には化学繊維が いっぱい入っているんですね 。
ですから全部が全部 また焼ける訳でもないです 。
だからその辺、分別をして 一部の人形を持っていって 代表してそこで お焚き上げを致します 。
そのような形を しておるんですけれども 、中にはどうしても焼いて欲しい っていう方もあるんですね。
分かりました 、ではそういう場合は 一度にね皆さん この合同の法要に
千葉のね、そのお寺でやる時に 参列を出来ますか?
一緒に参列をしたい これも出来ないんですね 。
何故なれば 雨が降ったら出来ない、 又その日にですね 天候を見て だいたいね、
2日ぐらい かけていく訳ですね 。
雨が降っても出来ないし、 晴れても出来ないですね。
かんかん照りに晴れてたり 乾燥していたりすると 、また出来ないんです。
山火事になったら 大変な事になりますよね 。
一番良いのは 前の日に雨が降って その日はちょっと雨が止んで 法要が終わってから 雨が降るっていう こういう流れが一番良いですね。
だから日程の調整が いついつやります って訳にいかないですね。
やはり沢山の 人形を焼くとなると そういうそれなりの準備から
何から必要になるんですね 。
でもそうして個別に やってほしいっていう方の為に 、今回から 今回というか今年からかな 今年から個別で対応しましょう 。
だからその人の為だけに 人形供養をやりましょう 。
だから東京から僧侶だとか スタッフがみんな伺って そして市原市のところに ちゃんと届けを出して、 そしてそこにちゃんと 結界を作って人形供養をする。
だからその遺族の方の分 だけですから
遺族というかその施主さん だけのものですから
そんなに沢山の人形を 焼く訳ではないですから
ボンボン燃やす訳では ないですよね 。
ですから本人が見ている間で 少しずつ焼いて頂くような お焚き上げをするような形で 執り行いたいと思っております 。
だからどうしても そうして焼いて 欲しいっていう方は 仰って下さい。
詳細はですね 大福院のホームページを
ご覧頂ければ そちらの方に 書いておりますので そのような形でさせて 頂いております
勿論その為の費用とか そういったものも ご負担を頂かないと いけない部分もございますし
先程もありましたが 、雨が降ったり 台風だったりすると
延期になったり 時間の調整だとか
そういったものも 諸々を調整をしながら
大福院には常時僧侶がいる訳 ではありませんから
こちらから 色んな消防器具だとか そういった物も持って
何名かのスタッフが伺って というような形になりますから
ちょっと大掛かりな法要には なってしまいますけれども
でもどうしても そうして希望される方の為には
そのような形で お焚き上げさせて 頂きますので
仰って頂ければ 出来る限りの対応はして 法要をして行って いきたいと思います。
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