過去帳とは?
過去帳(かこちょう)とは、亡くなられたご家族やご先祖の戒名・法名、俗名、命日、年齢などを記してお祀りする大切な仏具です。
お仏壇の中やその近くに安置し、毎日のご供養や命日、お盆、お彼岸などの際に、ご先祖を偲びながら手を合わせるために用いられます。
位牌が一人ひとり、あるいはご夫婦ごとに作られることが多いのに対し、過去帳には代々のご先祖を一冊にまとめて記すことができます。
ご先祖のお位牌が増えてきた場合や、お仏壇を新しくされる場合、ご先祖の記録を整理して次の世代へ残したい場合などに、過去帳を整えられることをおすすめしています。
過去帳は自分で書いてもいいのでしょうか?
過去帳は、必ず僧侶が書かなければならないというものではありません。
ご自身やご家族で書かれることもできます。
ただし、過去帳は一度書けば終わりというものではなく、位牌と同じようにこれから30年、50年と、ご家族が大切にお祀りしていくものです。
戒名や命日、俗名などを書き間違えたり、ご先祖によって書き方が異なったりすると、後の世代になって分からなくなることがあります。
特に、古い過去帳から新しい過去帳へ書き写す場合には、できるだけ元の記録を大切にしながら整理することが重要です。
そのため本寿院では、この機会にきちんと過去帳を整えておかれることをおすすめしております。
本寿院では過去帳を謹書いたします
本寿院では、ご希望の方の過去帳をお預かりし、心を込めて謹書(きんしょ)させていただいております。
単に文字を書き写すだけでなく、ご先祖を敬い、これから先もご家族が手を合わせていく大切な過去帳として整えます。
宗派や書き方について分からない場合も、まずはお気軽にご相談ください。
本寿院で過去帳を書く流れ
1.過去帳を本寿院へお持ちいただくか、お送りください
すでに新しい過去帳をご用意されている場合は、本寿院まで直接お持ちいただくか、郵送等でお送りください。(〒143-0025 東京都大田区南馬込1-16-2 本寿院 法事部宛)
2.過去帳をお持ちでない方
過去帳をお持ちでない場合は、仏壇・仏具店などでお求めください。
過去帳には、大きさや形、表紙、紙質、日付入りのものなど、さまざまな種類があります。
お仏壇の大きさや、記載するご先祖の人数などに合わせてお選びになるとよいでしょう。
どのような過去帳を選べばよいか分からない場合は、購入前に本寿院へご相談ください。
本寿院では、過去帳を差し上げております。ご希望の方はお申し出ください。本寿院で作った経本+過去帳でございます。謹書してお送りします。本寿院の経本はこちら

3.古い過去帳がある場合は一緒にお送りください
すでに古い過去帳がある場合は、新しい過去帳と一緒に古い過去帳もお送りください。
過去帳は、書かれた時代や寺院、書き手によって、戒名・俗名・命日などの記載方法や順序が異なる場合があります。
古い過去帳を確認することで、できるだけこれまでの記録を尊重しながら、新しい過去帳へ謹書することができます。
また、お位牌から過去帳へまとめたい場合には、お位牌に書かれている内容が分かるようにしてください。
4.本寿院にて過去帳を謹書いたします

お預かりした資料を確認したうえで、一霊一霊、ご先祖のお名前を大切に謹書いたします。
文字や記録について不明な点がある場合には、確認させていただくことがあります。
5.謹書後、ご供養の法要を厳修します
過去帳を書き終えましたら、本寿院にてご先祖供養の法要を厳修いたします。
過去帳は、単なる家系の記録帳ではありません。
そこに記されたお一人おひとりを偲び、ご先祖から自分へと受け継がれてきた「いのち」に感謝し、手を合わせるための大切なものです。
ご希望の方は、法要に直接ご参列いただくこともできます。
遠方などで本寿院までお越しになることが難しい方は、オンラインで法要にお参りいただくこともできますので、事前にお申し出ください。
6.ご供養後、過去帳をお返しいたします
ご供養を終えましたら、大切に梱包してお返しいたします。
お手元に戻りましたら、お仏壇などにお祀りいただき、ご命日やお彼岸、お盆などの折に、ご先祖を偲び手を合わせていただければと思います。
過去帳の謹書・供養のお布施について
本寿院での過去帳の謹書・ご供養につきましては、
お布施として1万円ほどをお願いしております。
ただし、記載されるご先祖の人数が非常に多い場合や、古い記録の確認・整理が必要な場合などは、事前にご相談させていただくことがあります。
古い位牌が増えてきた方へ
本寿院には、次のようなご相談も多く寄せられます。
- ご先祖のお位牌がたくさんあり、お仏壇に入りきらなくなった
- お仏壇を新しくするので、この機会にご先祖を整理したい
- 古い位牌を過去帳にまとめてもよいのか分からない
- 過去帳を自分で書くのは心配
- 古い過去帳を新しく書き直したい
ご先祖の供養には、それぞれのご家庭で長年続けてこられた形があります。
無理に一つの方法に合わせる必要はありません。
古いお位牌や過去帳を確認しながら、そのご家庭に合ったお祀りの仕方を一緒に考えてまいります。
過去帳は、ご先祖から未来への「いのちの記録」です
過去帳を開けば、そこには自分が生まれるずっと前に生きていたご先祖のお名前があります。
その一人ひとりの人生がつながって、今の私たちの「いのち」があります。
過去帳は、単に亡くなった方の名前を書いておく帳面ではありません。
「私のいのちは、どこから来たのか」
それを静かに教えてくれる、ご家族にとって大切な仏具でもあります。
位牌と同じように、これから30年、50年とお祀りされ、さらに次の世代へと受け継がれていくものです。
だからこそ、新しく過去帳を作られる時や、古い過去帳を書き替えられる時には、この機会にきちんと整えておかれることをおすすめいたします。
本寿院では、過去帳の謹書だけでなく、古い位牌をどうしたらよいか、どのように過去帳へまとめればよいか、ご先祖をどのようにお祀りすればよいかといったご相談も承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。
過去帳についてよくある質問
過去帳について、「どこに置けばいい?」「自分で書いてもいい?」「位牌は必要なくなる?」など、さまざまなご相談をいただきます。
ここでは、本寿院に寄せられる過去帳についての代表的な疑問にお答えします。
Q1.過去帳と位牌の違いは何ですか?
過去帳は、ご先祖の戒名・法名、俗名、命日、年齢などを記録してお祀りする帳面です。
一方、位牌は亡くなられた方の戒名・法名などを記し、その方を偲んで手を合わせるためにお祀りする仏具です。
ご先祖が増えて位牌が多くなった場合には、古い位牌を過去帳にまとめて整理することもあります。
ただし、「過去帳があれば位牌は必要ない」「必ず両方必要」という一律の決まりがあるわけではありません。宗派や寺院、ご家庭のお祀りの仕方によって異なりますので、分からない場合は菩提寺や僧侶に相談するとよいでしょう。
Q2.過去帳は仏壇のどこに置けばいいですか?
一般的には、お仏壇の中やその近くに安置します。
過去帳を置くための「過去帳台(見台)」という仏具もあります。
大切なのは、ご本尊よりも過去帳を中心にするのではなく、まずご本尊を中心としてお祀りすることです。
お仏壇の大きさや宗派によって配置が異なる場合がありますので、迷われた場合はご相談ください。
Q3.夫婦の場合、過去帳は一冊でいいですか?
一般的には、ご夫婦や同じ家のご先祖を一冊の過去帳にまとめることができます。
過去帳は一人につき一冊作るものではなく、代々のご先祖の記録を一冊にまとめていくことができます。
ただし、それぞれの家系を分けて記録しておきたい場合など、ご家庭の事情によって分けて作ることもできます。
「こうしなければならない」というものではありませんので、将来ご家族が見た時に分かりやすい形で残しておくことが大切です。
Q4.過去帳は自分で書いてもいいですか?
はい。過去帳は必ず僧侶が書かなければならないというものではありませんので、ご自身やご家族で記入することもできます。
ただし、戒名・法名、俗名、命日などは、一度間違えて記録すると後の世代までそのまま伝わってしまう可能性があります。
過去帳は30年、50年、さらにその先へと受け継がれていく大切なものです。
特に古い過去帳や複数の位牌から新しい過去帳へまとめる場合は、寺院へ相談されることをおすすめします。
Q5.過去帳を書き間違えた場合はどうすればいいですか?
まず、慌てて消したり、修正液などで直したりせず、どの部分を間違えたのか確認してください。
過去帳は長期間残していく大切な記録ですので、できるだけ見た目だけを整えるのではなく、正しい記録が後世に伝わるようにすることが重要です。
書き間違いの程度によっては訂正できる場合もありますし、新しい過去帳へ改めて謹書した方がよい場合もあります。
本寿院でもご相談を承っておりますので、間違えた過去帳をそのままお持ちいただくか、事前にお問い合わせください。
Q6.古い過去帳を新しく書き換えてもいいですか?
はい。古くなって傷んだ過去帳や、文字が読みにくくなった過去帳を新しいものへ書き換えることはできます。
ただし、古い過去帳には、ご先祖についての大切な情報が残されています。
新しい過去帳へ移す前に、戒名・法名、俗名、命日、年齢などを十分確認することが大切です。
本寿院へ謹書をご依頼いただく場合は、できるだけ古い過去帳も一緒にお持ちいただくか、お送りください。
Q7.位牌が増えてきたので過去帳にまとめてもいいですか?
はい。ご先祖の位牌が増えてお仏壇に入りきらなくなった場合などに、過去帳へまとめて整理する方法があります。
ただし、位牌を過去帳へ書き写したからといって、古い位牌をすぐに捨ててしまうことはおすすめしません。
これまで長年手を合わせてこられた大切な位牌です。
過去帳への謹書とあわせて、古い位牌をどのように供養するかについても寺院へ相談されるとよいでしょう。当院では、お焚き上げ法要を厳修しております

本寿院では、過去帳への謹書とともに、古い位牌についてのご相談も承っております。
Q8.過去帳には何を書けばいいですか?
一般的には、亡くなられた方の「戒名・法名」「俗名」「命日」「年齢」などを記します。
ただし、過去帳の形式や宗派、これまでご家庭で使われてきた書き方によって記載方法が異なることがあります。
古い過去帳が残っている場合は、その書き方を参考にすることも大切です。
分からない場合には、自己判断で書き始める前に寺院へ確認されることをおすすめします。
Q9.古い過去帳は処分してもいいですか?
新しい過去帳へ書き換えたからといって、古い過去帳を一般のごみとしてすぐに処分するのではなく、一度寺院へご相談されることをおすすめします。
古い過去帳には、長年ご家族が手を合わせてこられたご先祖のお名前が記されています。
本寿院では、古い過去帳や位牌についても、ご供養を含めてご相談を承っております。(お焚き上げ供養1万円程)
「新しい過去帳を作った後、古いものをどうしたらよいか分からない」という場合も、お気軽にご相談ください。

Q10.過去帳を書くのにお寺へお願いすると費用はいくらですか?
過去帳の謹書にかかる費用やお布施については、寺院によって異なります。
「一文字いくら」という決まった全国共通の相場があるわけではありませんので、依頼する寺院へ事前に確認するとよいでしょう。
本寿院では、過去帳の謹書とその後のご供養法要を含め、お布施として1万円ほどをお願いしております。
ただし、ご先祖の人数が非常に多い場合や、古い過去帳・位牌などの記録を確認して整理する必要がある場合は、事前にご相談させていただくことがあります。
過去帳について分からないことは本寿院へご相談ください
過去帳は、単なる「亡くなった人の名簿」ではありません。
そこに記された一人ひとりの人生がつながり、今を生きる私たちの「いのち」へと続いています。
「位牌を過去帳にまとめたい」
「古い過去帳を書き直したい」
「何代も前のご先祖をどのように記したらよいか分からない」
「古い位牌や過去帳をどう供養すればよいか分からない」
そのような場合も、本寿院へお気軽にご相談ください。
ご家庭に残されている位牌や古い過去帳などを確認しながら、ご先祖を大切にお祀りしていく方法を一緒に考えてまいります。


