戒名の付け直しは出来るでしょうか?
戒名の付け直しの場合、次のケースがございます。
1:先祖の戒名と文字数があってない場合
先祖に院号があるのに、葬儀の時に授かった戒名には院号がなく先祖に合わせたい方
これは、追贈といって、あとから院号を贈るというものです。
戦死された方や、死後の功績が認められた方に送られるようなイメージですね
お墓の先祖は、院号で並んでいるのに、亡くなった父だけ6文字の信士では、何だか申し訳ない気持ちでいっぱいになります。また、親戚からは、親不孝な息子だと叱られましたとの事
大丈夫です。ご相談を受けて、当院から追贈させていただきました。お墓に刻まれて100年程残っていきます。いつまでも肩身の狭い思いでお参りしなければなりませんね。
2:戒名の宗派が違っていた
戒名は、どの宗派も2文字で同じです。しかしながら、宗派によって付け方があります。
先祖が、釋〇〇なのに 子孫が、〇〇院〇〇〇〇居士と9文字の戒名になれば、先祖を超えてしまい失礼になると考える方も多くあります。(僧侶からすると、何も問題ありませんが・・・)何だか先祖より立派な戒名だと気が引けるのが普通だと思います。
戒名は、通常変わりませんが、前後の位号・道号・院号は、その方の人柄や生きざまですので、お話を伺ったうえで変更することは可能です。
3:戒名にどうしても使ってほしくない文字が入っていた
亡くなった母の戒名に、先妻さんの名前が入っていた場合。過去に、「舟」という文字を使ったことがありました。舟という文字を使う事などめったにない事です。しかも、先妻さんの名前が「舟」さんでした。そんな事まったく知る由もない私はがお授けしたのですが、依頼者のかたも私もまったくの偶然に驚いたことを思い出します。また姑・小姑には、いじめられ苦労した人生だったが、その名前が戒名に入っていたケースも。
通常、よほどの事がないと変更するものではないのですが、このようにどうしても受け入れがたい戒名が、墓石や位牌に刻まれていては、いつまでも安心して手を合わせることは出来ません。ですから、新しい戒名をお授けなおしました。
4:自分の人生に悩んでいる方
これが、今回の依頼者の内容です。自分はそんなに立派な人でもないので、一番下の戒名で良いという方でした。
一番お忙しい時期にも
関わらず
戒名をお授け直して下さり
ありがとうございました
教員をしております時には
それなりにやりがいのある
仕事と思って
勤めておりましたが
戒名に入っているのを
拝見をして
私にはとてもとても
しんどい毎日であった事を
初めて認識致しました
気づけた事が良かったのか
悪かったのかは分かりません
両親も戒名を授けて頂き
ありがたく思っております
暑い毎日どうぞ
ご自愛下さいませ
ありがとうございました
戒名をお授け直し
この方はですね
ご両親の戒名と共に
ご本人=申込者の方の戒名
生前戒名をお授けを
させて頂きました
戒名の中に“教”
という字であったり
徳川の徳ですね
“徳”という字であったり
“導”という字であったり
そのような
戒名の文字を使う場合は
多くの場合
人にものを教えておられた
指導しておられた
というような
意味合いがあるんですね
この方は
学校の先生であって
その学校のお仕事は
それは目標を持って
学校の先生をされて
おられると思うんです
でも学校の先生というのは
実はとても大変な
精神的にも
辛いものであると
思うんですね
私もですね
学校の先生では
ないんですが
専門学校の先生をして
おりましたり
また非常勤では
ありますけれども
明治大学の
非常勤のゲスト講師
っていうんですかね
そうするとやっぱり
学生達が
ざっといてですね
注目を浴びる訳ですね
私はどちらかというと
慣れている方では
ありますけれども
でもその子供達を
ちゃんと育てて
ちゃんと教えて
いかなければいけない
その責任がある訳ですね
特に小学校、中学校
そうですね
大学になりますとね
義務教育では
ありませんから
ある意味、寝てれば良い
というような
形になるかもしれませんが
小学校、中学校の
義務教育の中の先生
というのは
やはり色んな生徒が
いるんですね
だからそういう意味で
実は私はNPO駆け込み相談センターという
人生、仏事のNPOの相談の
理事長をさせて
頂いているんですけれども
そこで相談を受ける
相談をされる方が
やはり学校の先生が
非常に多いんですね
子供たちが怖くて…
という先生もあれば
本当に教員になろうとして
選ばれた方もあれば
とりあえず
教員の免許を取って
でもなんとなく
教員になって
でも本当は
私は恥ずかしがり屋だし
本当は私は
あまり表に出たくないし
でもなんとなく
なんとなく…
って言う方も多いんですね
だから本当に
大変なお仕事です
でも素晴らしい
お仕事であると思います
やっていく中での
辛い部分と
なんかこう乗り越えると
また変わってくるとは
思うんですけれども
しかしその生前戒名の中に
そんな文字が入った時に
なんとなく
自分の戒名に自分自身を振り返る
自分というものを
見返されたんでしょうね
そんな話は全然無かったん
ですけれども
やはりこれが末代まで
ずっと続いていくと
思った時に
自分にはちょっとこれは
私には重かったなと
思われたんではないか
と思うんです
分かりました
大丈夫ですよ
そうして色んな
直接ですね
昔からお会いを
している訳では
ないもんですから
色んなお電話で
お話をしたり
特に神戸の方ですから
神戸の講座に
出られたかもしれません
神戸ではずっと
戒名講座をしたり
土仏教室をしたりして
おりましたので
そこにお越し
頂いていたのかも
しれませんけれども
でもそんなに
長いお付き合いで
お話をしていた訳では
ありませんけれども
でもそういった時は
遠慮なく仰って下さい
だって末代まで
続いていく戒名ですから
戒名は末代まで続く
その時は
またお戻しを頂いて
仏様の元にお戻しをし
そして新たに
お授けをします
だからもう一度
授け直す訳ですね
そういった事も
気軽に仰って下さい
お気軽にってのは
おかしいですね
そういう希望があったら
仰って下さい
そんな簡単にするものでは
ないもんですからね
お気軽にってのは
おかしいかも
しれませんけれども
でもやはりそういう
それぞれの方の事情を
色々お話を頂いて
ただ戒名を付けて
お終いではありませんので
その後で色々そういった
色んな事があった時にも
私共の方で
お役に立てればと思います
ありがとうございました
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