オンライン法要に感謝
おはようございます
本寿院の
住職でございます
お盆法要を
オンライン法要で
された方から
お礼のお手紙を
頂きました
前略
昨日のお盆法要の
ご法要を頂き
誠にありがとう
ございました
本寿院様に
参拝出来ずに
おりましたので
休心を致しました
妻が死去
致しまして
9ヶ月過ぎましたが
未だに何かと
思い出してしまいます
暑さもますます
厳しくなって
きますので
どうぞご住職様には
御身大切に
お過ごし下さい
まずは御礼まで
今後とも宜しく
お願いを申し上げます
ありがとうございました
初盆の
お盆になります
初盆とか
新盆とか言いますね
初めて迎える
お盆ですね
お盆というのは
他の動画でも
沢山お話を
しているんですが
私はとっても
嬉しい時です
あの優しかった
お母さんが
この世に
帰ってきてくれる
早く帰ってきて
下さいねと
キュウリの馬を
作って
そしてお母様の
大好物だった
食べ物を
いっぱい並べて
早く帰ってきてね
迎え火を焚く
訳ですね
ここだよ
こっちこっち
こっちって
そしてその間
一緒に過ごす
お盆に
大好きだった方
ご先祖様が
帰ってくるから
どうぞ
お供えして下さいと
持っていくのが
お中元ですよね
お中元というのは
お世話になった人
じゃなくて
ご先祖様が
帰ってくるから
お供えして下さいね
というのが
お中元なんですね
そして盆踊りを
踊って
盆踊りはこうして
顔を隠してね
そしてあの中に
先祖がいるんだって
皆と一緒に
踊りましょう
踊る事によって
その先祖の
霊の魂を慰め
皆と一緒に
踊るんだ
そして大文字の
送り火で
お送りをする
訳ですね
大文字の送り火は
決して花火大会
じゃないんですね
また帰っていって
下さいね
ゆっくり
帰っていって
寂しいから
ナスの牛を作って
ゆっくり帰って
これは日本人が
長くやっている
行事なんですね
でも
仏教の教えか
というと
またちょっと
違うんです
でも習俗の中に
取り入れられて
そして
亡き人と共に
歩ませて
頂いている
そういう時が
あった時には
これがあるからこそ
なんだか私達は
おかげさまと
感謝の思いを
そこに持つ事が
出来るんですね
何にも無くて
亡くなったら
はいさよなら
もうバイバイ
もうこれから
会うことも無いし
もう手を
合わす事も無いよ
寂しくないですか?
亡き人と共に
今こうして私達も
生かさせて頂いて
死んだらおしまい
多いですよ最近
死んだらおしまいだ
無になるんだ
だからもう
葬儀も要らない
戒名も要らない
お墓も要らない
っていう方
多いんです
そうですか
でも本人は
それで良いかも
しれませんが
残された方々に
とっては
じゃあどうしたら
良いの?
そういう相談も
割とあるんですね
親父はそう言って
亡くなったけど
子供は故人の意思で
何もしません
じゃあ何もしなくて
子供達
またお孫さん達が
今日はお盆だけれども
亡くなった人は
どこもいませんから
何もしません
あぁ、そう?
今日は命日だけど
何もしません
皆でご飯でも
食べるか
でもこれで
良いんだろうか?
親父はあの世で
どうして…
でもあの世も
無いからな
あの世はどこに
いるんだろう?
極楽?天国?
ん?ん?ん?
となるんでは
ないでしょうかね
いやいやいや
極楽に行って
先祖と
共に行って
またこの世に
帰ってくる
そう思えた時に
私は本当の
幸せになれる
安心をして
手を合わせる事が
出来るんだと
思うんです
こうしてオンラインで
法要しなきゃ
いけないっていうのは
これもちろん
コロナの問題です
コロナが無ければ
沢山の方がお寺に
お越し頂いて
合同の法要をして
もう会場は
いっぱいなので
10何回
私は合同の法要を
しなきゃ
いけないんです
もう入りきれない
んですよ
でもそういう中で
皆と一緒に
涙流して
法要をしておりました
でもこの
コロナの問題で
皆が密になる事が
出来なくなったので
オンラインという形
それと個別の
1時間おきの
個別の法要を
しております
朝の6時から
夕方の8時まで
もううちの僧侶も
私もフーフー言って
法要しています
でも出来るだけ
密にならない
出来るだけ安全に
先祖供養は、安心して手を合わせる事
皆さんが安心をして
手を合わす
そういうものを
やっぱり我々僧侶も
一生懸命やって
いかなきゃいけない
私は本当に思って
そうさせて
頂いております
今日のこの方は
オンラインという形で
お務めをさせて
頂きました
画面を見ながら
自分の奥様の
新盆を迎えられた形に
なりました
でも距離は離れて
ますけれども
心を一つにして
お務めをさせて
頂きました
きっとその想いは
奥様にも届いていると
思いますし
初盆
新盆の
今年でございます
そうして奥様を
お迎えになって
まだまだ
多分この
文面を見ると
高齢の方ではないかと
思いますけれども
まだまだ寂しい思い
っていうのは
あるんですね
でもその寂しさを
しっかりとお迎えを
する事によって
寂しさから
今度は感謝
ありがとうという
感謝に
変わってくるのが
私はこの
法要であると
思っております
機会がありましたら
どうぞお寺の方も
足をお運び頂いて
お参りを頂ければと
思います
ありがとうございました
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