事故現場での供養
千葉県のご自宅で自死された方の「家祈祷(やぎとう)」を厳修いたしました。
家祈祷とは、アパートやマンションなど、ご自宅でお亡くなりになった部屋の鎮魂供養と共に、その場を清めるお払いのようなものです。
物件供養とか、家供養、部屋供養、現場供養ともいわれるもので、多くの場合は、不動産会社さんからの依頼が多くございます。
何をしているのかと言いますと、まずは、亡くなった方の供養法要です。
孤独死や不慮の死また自殺(自死)などその現場での追善供養です。御仏に託して、浄土に導くことを祈る法要です。
事故現場の状態
事故現場が、そのままの状態の場合も多くございます。
北海道に伺ったときは、孤独死で亡くなった姿が床に染みついていた場合などもございます。
また、リフォームされたのちに、法要する場合などまちまちです。
人は、必ず亡くなります。ですから、そのこと自体が怖い事でも何でもありません。
しかし、事故現場で幽霊が出てくるなどといったうわさがおこるのも、その場所に怨念や想いが残る事に他なりません。
供養とは何か、お経を唱え、御仏を讃嘆し、御仏の慈悲で救っていただくことです。
可能であれば、関係者の方も一緒に読経し、故人の冥福をお祈りします。
様々な因縁を仏様にお預けし、リセットされ、清浄なものを引き継ぐというものでしょうか。
供養の証明書や写真
多くの場合は、不動産会社が依頼するケースです。
亡くなったこの物件を次の方に貸し出すために、「事故物件」として説明したうえで、ちゃんと供養をしている事の証明となります。当院は、宗教法人ですので領収書も発行させていただいております。
当院から、「家祈祷の記」として証明書を発行すると共に、法要中撮影を許可しております。
その事で、次にお住まいになる方が、安心してお住まい頂けることと存じます。
ありがとうございました。合掌