こんにちは。本寿院住職の三休でございます。今回は、公営墓地への納骨を予定している方からの、檀家にならずに戒名だけ授けてくれるお寺はないでしょうか、というご相談についてお話しします。ご相談の趣旨を要約してご紹介しています。
本寿院では檀家制度を設けておりませんので、戒名を授かったことで檀家になる必要はございません。その方針とともに、お寺とのご縁や、法要を営む意味についてお伝えしたいと思います。
本寿院では、檀家にならずに戒名を授かれます
戒名を授かると、そのお寺の檀家にならなければならないのではないか、と心配される方がいらっしゃいます。本寿院についても、同じご質問をいただくことがあります。
私どもは檀家制度そのものを設けていません。菩提寺のない方から多くのご相談を受けてきた中で、本寿院でよろしければお手伝いさせていただきます、という姿勢で戒名や供養のご相談を承っております。
公営墓地にお墓がある方にも、菩提寺のある方はいらっしゃいます。公営墓地だから菩提寺がない、と一律に考えるものではありません。ここでは、菩提寺がなく、檀家になることを心配されている方へのお話です。
檀家制度のよい面も大切に考えています
檀家制度には、日々供養をしていただける、さまざまな相談に乗っていただける、いつでも訪ねられるお寺がある、というよい面もあります。自分たちのお墓があり、自分たちのお寺だと感じられることは、大切なことです。
一方で、お寺を守るには、建物の修繕や管理などを支える人が必要です。檀家の皆さんがお寺を支えるという関係にも意味があります。私は、檀家制度そのものを否定しているわけではありません。
寄付のご案内と、強制的な負担は違います
本寿院で戒名を授かったからといって、檀家として何かをしなければならない、修繕のために一人いくらと割り振られる、といった強制はございません。
ただし、活動への協力をご案内することはあります。動画では、ラオスに小学校を建てる活動への協力を呼びかけていることを例にお話ししました。ご案内をすることと、金額を割り当てて強制することは別です。
何も案内しないという意味ではなく、檀家としての強制的な負担を求めないということです。この点を分けて受け止めていただければと思います。
お経をあげるだけで終わらない、お寺とのご縁
動画では、僧侶を紹介・派遣する仕組みにも触れました。お寺を持たずに活動されている僧侶の方々も、一生懸命に仏教を伝えておられます。そうした方々を否定するお話ではありません。
そのうえで、私は、一度お経をあげていただけばよい、一周忌を終えればよい、ということだけでなく、その後のお付き合いや、どなたに相談できるかということにも目を向けていただきたいと思っています。
僧侶は、お経をあげるためだけにいるのではありません。仏教を学び、法話をお伝えし、供養を通して皆さんの心の安心につながるよう努めることが、宗教者としての務めだと考えています。
お経はBGMではありません
お経の音声や動画を聴くことはできます。ただ、私は、お経を単なるBGMとして受け止めてほしくないと考えています。なぜお経を唱えるのか、そこには何が説かれているのか。そのことにも、少し心を向けていただければと思います。
法要を終えたとき、供養してよかった、またお願いしたいと感じていただけることが、私の願いです。この住職にお願いしたい、こうして供養してもらいたいと思っていただけるようなご縁を、大切にしてまいります。
戒名の意味や授かり方については、本寿院の戒名のご案内をご覧ください。戒名のみのご依頼については、戒名のよくある質問でもご案内しています。戒名やお寺とのお付き合いについて気になることがあれば、本寿院へのお問い合わせからご相談ください。
動画でご覧になる方へ
公営墓地への納骨と、檀家にならずに戒名を授かることについて、こちらの動画でお話ししています。
本記事は、本寿院住職・三休の動画をもとに再構成しました。冒頭のご相談は趣旨を要約してご紹介しています。


