こんにちは。本寿院住職の三休でございます。今回は、お父様の戒名をお授けした方から、お礼のお葉書をいただきました。火葬式でお父様を送った後、叔父様に勧められて、改めてお位牌を準備された方です。
白木のお位牌をご覧になって、供養の形を整えることの尊さを感じ、仏教について学び直されたと伝えてくださいました。お葉書をご紹介しながら、お別れと、その後に続く祈りについてお話しします。
火葬式の後、白木位牌を整えた方のお葉書
お葉書には、お父様の戒名を授かったことへの感謝がつづられていました。お父様のお見送りは火葬式のみだったそうですが、叔父様の勧めを受け、改めてお位牌を準備されたとのことです。
立派な白木位牌を見て、その大切さを強く感じ、仏教について学び直すきっかけになったと知らせてくださいました。ここでは、お葉書の趣旨を要約してご紹介しています。
小さくても、お別れをする時間を大切に
動画では、お葬式が小さくなってきたことや、火葬式で送る方がいることについてお話ししました。火葬式で十分だというご意見もいただきます。さまざまなお考えがあることを、私も受け止めています。
そのうえで私は、小さくても、故人としっかりお別れをする時間を持つことを大切に考えています。長くお付き合いのあった方が、後になって訃報を知り、会いたかった、知らせてほしかったと思われることもあるでしょう。
お葬式で僧侶がすることは、お経を唱えることだけではありません。動画では、引導の儀式や、その後の法話にも触れました。大切な方を亡くした苦しみや悲しみを、どのように受け止めていくのか。そのことをお話しする時間でもあるのです。
位牌に向かって手を合わせ、感謝を伝える
お位牌が整い、そこに向かって手を合わせる。お焼香をし、お線香をお供えしながら、故人にありがとうと伝える。私は、そのような供養が、残された方の心を支えることにつながると考えています。
これは、私が供養の場で大切にしている思いです。今回の方も、白木位牌をきっかけに仏教を学び直されたとお知らせくださいました。形を整えることが、故人との向き合い方を考えるご縁になったことを、ありがたく受け止めています。
白木位牌を用意する、短い時間にも意味がある
動画では、四十九日までの白木位牌についてもお話ししました。必要とされる方には、できるだけ急いで準備をしています。
使う日数が短いから、もう要らないのではないかとおっしゃる方もいます。それでも私は、たとえ一日であっても、お位牌に向かって供養することには意味があると思っています。
長く使うかどうかということだけでなく、その時間に手を合わせ、故人を思うこと。そこに、祈りの大切さを感じているのです。
別れの悲しみから、命を受け継ぐ感謝へ
大切な方との別れには、苦しみや悲しみがあります。私は、その別れだけで終わるのではなく、自分も命のバトンを引き継いで生かされているのだと受け止めることが、祈りから感謝へとつながるのではないかと考えています。
今回、仏教について学び直すご縁になったと、お葉書で知らせてくださったことを、うれしく思います。お父様を偲び、手を合わせる時間を、これからも大切にしていただければと思います。
戒名を授かった後の供養については、四十九日・法事と、その後も続く供養のご相談でもお話ししています。
動画でご覧になる方へ
今回のお葉書と、火葬式の後の供養に込める私の思いを、こちらの動画でお話ししています。
本記事は、本寿院住職・三休の動画「葬儀をせずに火葬式のみ。住職と出会えて本当によかったです」をもとに再構成しました。お葉書は趣旨を要約してご紹介しています。


