こんにちは。本寿院住職の三休でございます。今回は、生前戒名をお授けした方から、気に入っているというお礼のお葉書をいただきました。ご自身の戒名を、生きているうちに知り、受け止めてくださった。そのことを、私もうれしく思います。
生前戒名を気に入ってくださった方のお葉書
お葉書には、生前戒名を授かったことへの感謝と、大変気に入っているというお気持ちがつづられていました。ここでは、お葉書の趣旨を要約してご紹介しています。
私は、まずおめでとうございますとお伝えしました。戒名を授かることを、仏弟子として新しく歩み始める喜ばしいご縁と考えているからです。ご本人から気に入っていると伺えるのも、生前に授かることの大切なところだと感じています。
戒名は、死後の名前だけではありません
戒名は亡くなってから付ける名前だと思っておられる方は、まだ少なくありません。私はいつも、戒名を授かることは仏弟子となること、生きている今から仏教の教えとともに歩むことだとお話ししています。
亡くなった後にご家族が初めて戒名やお布施について考えると、戸惑いや不満につながることもあります。一方、生前であれば、ご本人がその意味を聞き、自分の戒名を知ることができます。私は、その名前を受け止め、これからの人生を歩んでいただきたいと思っています。
亡き奥さまの供養から、ご自身の生前戒名へ
動画では、奥さまの葬儀や、その後の法要を通じてご縁が続いていた方のお話もしました。何回忌までお勤めしたかは、私も記憶を確かめながら話していますが、長い年月のお付き合いでした。
その間、生前戒名の意味を折に触れてお伝えしていたところ、ご自身も授かりたいと希望され、奥さまとのつながりを考えて戒名をお授けしました。生前に、よい戒名を授かり、心配がなくなったというお気持ちを聞かせてくださった方です。
ご夫婦で申し込まれる方や、配偶者が亡くなられた際に、ご自身の生前戒名も希望される方もいます。私は、ご夫婦のご縁を踏まえて戒名を考えることを大切にしています。これは私の考えとしてお伝えしているもので、ご夫婦の戒名の形を一律に決めるお話ではありません。
仏弟子としての心の支えと、ご家族の安心
また動画では、生前戒名を授かっていた方が、先にお子さまを亡くされるという悲しいご連絡をくださったことにも触れました。親にとって、どれほどつらいことでしょうか。
私は、そのような悲しみの中でも、仏弟子であるという思いや、仏教の教えが心の支えになるのではないかと感じています。生前戒名を授かることを、単に将来の手続きを済ませることだけにはしてほしくないのです。
残されたご家族が、親にどのような戒名を授けてもらえばよいのかと悩むこともあります。生前にご本人が考えておくことは、ご家族が判断や費用のことで迷う負担を減らすことにもつながると、私は考えています。
新しい名前とともに、これからを生きる
生前戒名について、私は、仏弟子となって新しい名前で人生を生き直すような思いで歩んでいただきたいとお話ししています。今回のように、ご本人が戒名を気に入ってくださったと伺うと、そのご縁をありがたく感じます。
生前戒名の意味については、戒名を生前に授かり、これからの人生を見つめる記事でもお話ししています。ご案内は、本寿院の生前戒名のページをご覧ください。
動画でご覧になる方へ
お礼のお葉書と、生前戒名に込める思いを、こちらの動画でお話ししています。
本記事は、本寿院住職・三休の動画「生前戒名、気に入っています」をもとに再構成しました。お葉書や動画中の会話は、趣旨を要約してご紹介しています。


