最初この戒名は母の戒名ではないと思った
先日、ある方から感謝の手紙をいただきました。
亡くなられたお母様のために戒名を授かり、四十九日法要を終えられたとのことです。
手紙には、戒名に対する深い感謝の気持ちとともに、故人との別れ、そして人生の意味について考えさせられる言葉が綴られていました。
49日を迎え、母の愛情が感じられた時、まさにこれは母の戒名だと思いました
手紙を読んでいる間、私は何度も故人の方と、そして手紙を書かれた方との間に心を通わせているように感じました。
動画の内容
四十九日を迎える今となってこの戒名はまさに母の戒名だと思いました
おはようございます本寿院の三休でございます
戒名を授かれた方からお礼のお葉書を頂戴を致しました
この度は亡き母のために戒名授与から四十九日法要納骨までご丁寧に対応して頂きありがとうございました。
生前母と喧嘩ばかりしていた私は最初に授与された戒名を見て母と結びつかないような気が致しました
しかし四十九日を終えて落ち着いた今しみじみと思います私の思うような形ではなかったけれど母は確かに私を愛していたのです。今ではこの戒名は”母そのもの”のように感じます
とても素敵な戒名を考えて下さり本当に本当にありがとうございましたありがとうございました
そうですね親孝行したい時には親は無しというまさに私も同じでございます
親を亡くして初めて気が付くんですね生前は色んな事がありました喧嘩をしたりぶつかったり身内であればあるほど衝突をした事も沢山あったと思います
戒名って一体何かなって考えた時にただの文字を集めてきたものではないんですね
お母様の生き方をいろいろご相談を承る中で申し込みの内容を拝見をしていく中でどんな思いだったんだろうかな?
確かこの方とお話をさせて頂いた時にはあまり良い親じゃなかったというようなそんなお話を頂いたような記憶をしております。仕方がなく葬儀をやるんだ的なですね。
そんな印象を受けたように覚えておるんですけれどもでも本当に失くしてみてはぁ…こんな時どうだっただろうかあんな時どうだっただろうか?
私はありがとう帳というエンディングノートを出版をさせて頂いております
こんなやつですね。私はいつもたくさんの方にお話をしてますしこの終活に関してすごく私積極的にさせて頂いているんですね
沢山のお別れを見てきた中で本当に悲しいお別れも沢山あるんです多くの方はそのうちにそのうちにと思っておられてぽっくり亡くなってしまうそうすると亡くなった方は一体どんな思いだったんだろうか想像をするしかないと思いますけれども
エンディングノートの本を私は15年20年近くなるでしょうか出版をさせて頂きましたそこには葬儀のあり方だとかまた財産の問題であったりそういう具体的な事務的なそんなエンディングノートを出版をさせて頂いてそれから十数年たってその間に沢山のお別れを見てきた中で
そうだそうだ一言「ありがとう」とたった一言「ありがとう」と言って亡くなっていかれるこの一言が残された遺族も亡くなっていく本人もみんなが「ありがとう」と涙を流し手を合わせそして感謝の思いで送ることができるんだと強く思っております
「ありがとうを残していきましょう」ありがとう帖
ご主人にありがとう我が子にありがとうお孫さんにありがとう近所の方にまた飼っているペットにありがとう沢山の「ありがとう」に気付く事ができるんですね
そしてそんなありがとうを残していった遺族の方はどれだけ救われどれだけ涙するでしょうかお母さんは沢山の「ありがとう」に囲まれて良い人生だったんだな私もついつい突っ張っちゃってぶつかっちゃって申し訳なかったけれどもでも本当に本当にお母さんに会えて良かったですお母さんの子供で良かったですありがとうございましたと私は手を合わすことができるのではないか
今日の方は四十九日間 49日まではねいろんな思いが巡るんですそして亡くなった方が仏様となって私たちを見守っていて下さるそして「ありがとう」というこれは仏教の言葉なんです「有」ることが「難」しいそれに「当」たると書いて「有難当」なんですね滅多にないことなんです
法句経というお経の中にこの生を受くるは有難しとあるわけです滅多にこの世に生まれてくることも珍しくそのお父さんお母さんのもとで生まれることができたんですね
私たちはこのありがとうこのありがとうがたくさんこの数だけ私は幸せな人生を送れるんだと強く強く思っております今からでも一つ一つ供養してまいりましょうありがとうございました
最期にありがとうを遺していく大切さ
戒名というのは、単なる名前ではなく、故人の生きた証であり、家族の想いが込められたものであると改めて気づかされました。
「ありがとう」という言葉は、どんな時にも心を温めてくれる力を持っています。エンディングノートを書くことは、自分の人生を振り返り、大切な人に感謝の気持ちを伝える貴重な機会となるでしょう。
この世に生を受けたこと、そして周りの人々に支えられて生きていること。私たちは、そのことをもっと自覚し、感謝の気持ちを持って生きていくべきではないでしょうか。
コメント