本寿院 終活講座開催
本寿院では、死を見つめると生が輝いてくる。
と終活講座を開催させていただいております。もっとも仏教は、死んでからの物ではなく、生きている中で、苦しみ悲しみ、悩みぶち当たったときに、お釈迦様の教えを心のよりどころとして正しい道を歩んでいくための物です。
ですから、死んでから役に立つのではなく、生きている間に役に立つことであります
冒頭、三浦尊明住職より、終活相談が急増している理由と、内容について話がありました。
「お骨仏に納骨されている3~4割の方は、生前にお申込みです。その方々は、ご主人を亡くされたなど、伴侶が入っておられるケースや、現在のお骨仏には、ある一定数の納骨しかできないキャパシティの問題があり、早めにお申し込まれています。
その事で、多くの方が安心されると同時に、死を見つめ、終活されています・
そうすると、自分の死後 供養の事は本寿院に任せたとしても、相続や遺言・死後寺務委任などの法律的な問題に対応できるように、友人の友人である弁護士さんや行政書士さんの協力を得て、皆さんが安心できるようにしていきたいと考えます」
アポ電強盗に気を付けて、終活セミナーを受講ください
西口弁護士より、冒頭から怖いお話がありました。
全国に終活セミナーはたくさん開催されていますが、気を付けて参加をしないと
「終活セミナーに参加される人は、資産や財産などお金を持っておられる方が多い」
加えて、終活セミナーでは、当然のように「不動産」「預金」「保険」「動産」「家族構成」など
非常な重要な情報の記入を求められ、それをもとに節税や相続の相談が始まる。
しかし、この情報が、昨今注目を浴びているルフィーなどフィリピンのアポ電強盗などに知られたらどうでしょうか?
現在、強盗がどのような情報をもとに犯行を繰り返しているか?判明していませんが、終活セミナーが情報源であればどうでしょうか?
大切な個人情報ですので、信用できる方に相談されることを強くお勧めします。
主催している団体がどのような目的で行っているのか?
士業といわれる、国家資格を有した弁護士・行政書士などちゃんと活動されている方であるか?などです。
相続=争族とならないように
終活は、早めに準備が大切です。
問題がおこってからの相談ではなく、問題がおこらないように事前に準備をする方が良いでしょう
いつかいつかと、後回しにしている間に、認知症になったなどで苦労される方も多くあります
株式や財産など、認知症になった事によって、適切な老後を迎える事が出来ない方も多くあります。
「もっと早く動けば、こんな事になりません。備えあれば憂いなし」
墓じまいの問題
先祖が眠るお墓
大切にしていきたいのはいう間でもありませんが、遠方であったり、子供がいないなど
お墓を管理護持できなくなった方は「墓じまい」をするしか方法はございません。
墓じまいは、悪い事のように考えがちですが、けっしてそうではありません。
問題は、墓じまいにかかる「離檀料りだんりょう」
離檀料に、1,000万といわれた相談がありました。
また、1柱70万円×8柱(霊)=560万円が必要という例も。
長い間お世話になったお寺様ですので、出来る事はしたいとは思いますが、あまりにも法外な金額を言われると困ったことになります。
ご住職との話し合いは、話し合いにならなくて、一方的になってします。どうしたら良いのでしょうかと?西口弁護士にお聞きすると
「士業の方に依頼し、第3者に話を進めていただくことです」
法律的にも、ある一定のお布施は認められていますが、法外な金額は請求できません。
法に則ってただそのままお話をしますの、話がスムーズに進むとの事
費用はかかるかもしれませんが、第3者に入っていただくことは良いと思います
戒名っているのでしょうか?という相談も
会場に参加の方から、戒名について相談もありました
「戒名」っているのでしょうか?とう相談に、住職から
戒名は、100%必要です
仏教徒であれば、戒律を守ることで、仏弟子となります。
キリスト教の方には、戒名は必要ありませんね。
仏教=仏様に導いていただくことを考えるのであれば100%必要です。
しかし、戒名っているのでしょうか?と疑問に思っておられる方は、
「お金」の問題ではないでしょうか?
戒名料が高い!なぜ?文字を並べただけで数十万数百万のお布施が必要になるのか?
では、私が無料で付けてあげるとなれば如何でしょうか?
無料で戒名を授かり、仏様に導かれ、心安らかになることは間違いありません。
とお話しすると
でも、菩提寺があるので・・・
浄土真宗なので・・・
日蓮宗なので・・・・宗派が違うので・・・
そして、無料だとかえって困ってしまう・・・という声が聞こえてきそうです。
仏教は一つ 宗派にこだわる必要はありません。
しかし、宗派にこだわるから、戒名料の問題になるのです。
戒名のランクによって金額が違うのはおかしい
戒名料によって
信士・居士・院号など、戒名の種類があるのは、平等ではなく差別をされているのではないか?との意見も
戒名は、平等ですが、院号は、お寺を建立したというほど、お寺に寄進をしたという事です。
いずれそれが、戒名料の問題になってきます。
本寿院では、戒名のランクに関係なく3万円という目安を出しています。
しかし、昔お寺は国家機関でした。ですから、戒名料は無料でした。
その後、廃仏毀釈となり、檀家さん達でお寺を守ることに。
そのお布施が決められていったなごりになります。
戒名に何を求めるのか?文字だけ並べればいいのか?
今後戒名に関してだけの講座も開催しますので、ぜひご参加ください。
兄には相続のお金を一切渡したくない
相続に、遺言は有効です。
相続を、全額〇〇に相続させるという遺言状を書いておけばいいのですが、
遺留分という制度があり、お兄様が、遺留分を請求された場合 2分の1のその2分の1 を渡さなければなりません。
これは、法律的に決まっている事ですのでどうすることも出来ません。
方法としては、保険を利用することによって、節税であったり、相続分を減額する方法があります。
これも、実際に早めに動くことで、合法的に対策をとることも出来ます。
戒名が高くて授かる事をあきらめていました
妹の嫁ぎ先ですが、戒名料が高いので、あきらめていました。
数年前に亡くなっているので、俗名のままの位牌を作って拝んでおりますが、
何だか、心が晴れない思いでおります。
住職からは、私の父の生前戒名を授かり、こんなお寺様があるのか?と驚きと感謝です
そして、具体的に今からでも良いでしょうか?
今からでも戒名を授かり、位牌を作り、魂入れをされると良いでしょう。
現在ある、俗名のお位牌は、お焚き上げします。
俗名のお位牌は無駄になりますが、位牌は、30年程皆様が手を合わせお祀りされますので、今のうちにちゃんとされておかれる方がいいでしょう。
何より、お子様、お孫様の代まで、手を合わられるのです。
終了後個別相談に
戒名や墓じまいの相談は、三浦尊明住職に
相続や法律的な相談は、西口弁護士に 場所を変えて個別相談に応じました。
費用は、無料で相談に応じていただけます。
年に3回ほど、開催予定です。
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