戒名のランクって一体何?どうして区別するの?そんな疑問にお答えします。
戒名って、どの宗派も同じ「二文字」です。しかし、その前後にその方の生き方や功績などがあり、宗派の特徴があります。
- 位号: 信士・信女、居士など、年齢や信仰の深さなどを表します。
- 道号: 一休さん、三休尊明のように、その人の生き方や悟りの境地を表します。
- 院号: お寺を建てた人や、大金を寄付した人につけられる特別な称号です。
戒名の成り立ちについて、安倍元首相の戒名で開設させていただいておりますのでご覧ください。
(安倍晋三元首相の戒名には深い意味がある)
院号はなぜ特別なの?
昔は、お寺を建てて隠居することがステータスでした。だから、お寺の名前がそのまま院号になったんです。
でも、現代では多くの人が「お寺を建てるなんてできない」って思いますよね。
実は、院号は「お寺を建てるぐらい修行した」とか「仏教のために財産を捧げた」という意味合いもあるんです。
先祖に院号がついているから、自分もつけたい?
ご先祖の戒名を見て、自分も院号をつけたいと思う人もいるかもしれません。
でも、大切なのは、戒名はその人の人生や信仰を表すものだということです。
私は、一人ひとりの背景や願いを聞いて、その方にぴったりの戒名を選んでいます。
戒名のランクは金額と関係があるの?
残念ながら、戒名のランクは、いつの間にか金額と結びついてしまっているのが現状です。
でも、本当に大切なのは、戒名そのものの意味や、その人がどのように仏教と向き合っているかです。
まとめ
戒名のランクは、その人の人生や信仰を表すものです。
宗派にこだわらず、ご自身の心に合った戒名を選んでください。
動画では、戒名についてもっと詳しく解説しています。
ぜひご覧ください!
動画の内容につて
住職,戒名のランクって一体何ですか?
あれ…戒名のランクって人を差別しているようなものじゃないですか?そんなご相談も寄せられております
まず戒名というものは二文字だけなんですねどの宗派も同じです。たった二文字なんです。でもその下に居士とか信士とかが付きますその上に道号というのが付いてまたその上には院号というのが付けられております
戒名の歴史のお話をすると私は戒名講座でですね約1時間半のお話をするものですからこのYouTubeだとそんなに長いお話ができませんね戒名講座の1時間半の動画も上げておりますからよかったらご覧になってみて下さい
戒名というのはどうして区別・差別をしているんですかというようなことに関して
まず戒名そのものには平等なんだという事これはどのお寺さんもどのお坊さんも仰ると思うんですね。そして戒名があって位号ですねこの位号というのは一番多いのはやはり信士・信女っていうのが一番多いです
信士・信女これは仏教信者という意味なんですね
仏教信者というじゃあ居士は何でしょうか居を構えただからインドで仏教信者の人はある程度歳をとってきて遊行の旅を巡っていく訳ですけれども歳をとってきてもう動けなくなってきて居を構えてそしてそこに住んでおられただからある程度の年代60歳以上ぐらいでないと却っておかしいんですね
また子供であれば童子また嬰児、孩子もしくは嬰女もしくは水子水子ですねそのように大体の年代によって分けられていますだから大体のお年の関係の問題であったりそういう居を構えたぐらいある意味人生の最終の部分に行かれた中でそして居を構えるぐらいいわゆる一つのある程度年配になられた方なんだという風な意味合いですね
その上に道号というのがありますこの道号というのは例えば一休さんですね一休宗純私であれば三休尊明というんですね
戒名は尊明で三休というのが道号なんですその人の悟りの境地であったりその人の生き様生き方なんですねだからここには自然のものを付けたりその人の性格だとかそういうものが現れてきます
これは多くの場合つきますねで、問題はですねこの院号という所なんです
院号というのはこれはお寺を建てたという意味合いなんです
お寺を建てるんですか?とそうなんですねお寺を建てた昔はですねお寺を建ててそこに隠居をするというのが一番のステータスだったわけですね
例えば嵯峨天皇が嵯峨院というお寺を建てられただから嵯峨院という風に呼ばれるようになるわけですねそれがそのまま戒名に嵯峨院と入るわけです
だからお寺の名前例えば足利尊氏であれば「等持院」「等持院」「等しい」に「持つ」「院」等持院というお寺を建てておられるんですねだからそのお寺の名前が戒名の院号になるんです
いや俺らこんな別に何も家も自分の家すら建ててないのにお寺なんて建てられませんよっていう方がほとんどの方だと思うんですね
でもその戒名っていうのはお寺を建てるぐらいその人がいっぱい修行されてまた経済的にお寺というのはですね一生懸命修行する人と自分の代わりに自分が修行できない代わりにそれを喜捨布施をする財施でもってそれを支えるという部分がありますね
だからその仏教の発展のために自分の財産を投げてそしてそれを一生懸命やってこられたという意味合いがあるんですだから院号というのはお寺を建てたもしくはお寺を建てるぐらい寄付をされたということなんです
じゃあうちはもうお寺は建てないからもう院号は要りません道号あったとしても位号は普通の位号で良いですよということになる訳なんです
先祖に合わせた院号戒名がいい?
だけど多くの方が悩まれておられるのはいやいや先祖には院号が付いているんだ
先祖がずっと院号が付いているのに自分の親父の代だけ院号のない戒名ではかっこ悪いもしくはなんだか申し訳ないという風に思われる方がい
ます私はいつも別にそれは全然問題ない事ではありますけれどもだけど俗的な考えだとやはり我が家は代々院号居士の家系なんだと言っているそれを叱られるご親戚の方もありますね
私は戒名をお授けをするのはただ単にあなたにはこの文字ポンポンポンポンとはいどうぞって渡してる訳では無くてですね。
その方のいろんな背景であったりお墓の問題であったりご先祖の戒名であったりできるだけその方のことを聞かせて頂いた上でその方にやはり相応しい戒名というものそれはご先祖の問題があったりまたその方の生き様であったり生き方であったりだから本当にそういう意味ではその方にぴったりの戒名になることを常日頃私も精進をしながらさせて頂いている訳でございます
宜しければですね何かご相談等々がありましたら仰って下さいランクというのはそのように分けられていつしかですねいつしかそれが金額になって相場的なものになって今に至っているという事です
そのことをどのように考えるのかどのように見ていくのか?
それの一番の問題はやっぱり宗派というものにこだわることが一番の問題であろうと思います宗派にこだわる必要がないにも関わらず宗派にこだわる方が多いのが現状でございます
そんなことを他の動画でもお話していますからよかったらご覧下さいありがとうございました
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