生前戒名の安心
- 心の準備: 生前戒名を受けることで、死を意識し、人生の有限性を認識することで、より充実した日々を送れるようになる可能性がある。
- 家族への負担軽減: 生前に戒名や葬儀に関することを決めておくことで、家族の経済的負担を軽減できる。
- 自分らしい最期を迎える: 生前戒名を通して、自分らしい最期を迎えるための準備ができる。
- 仏教とのつながりを深める: 仏教の教えに触れることで、心の安定を得ることができる。
1. 生前戒名に関する注意点
- 費用: 生前戒名の費用は3万円。没後に戒名を授かる場合と比べて経済的負担は極めて少ないです。
- 宗派による違い: 各宗派によって、戒名の呼び方や意味合いが異なりますが、仏教は一つ。宗派にこだわる事は全くございません。しかし、菩提寺がある場合は、必ず菩提寺のご住職に聞いてみて下さい。菩提寺がある場合、亡くなってからであれば、受付できませんが、生前戒名であれば受付は可能です
- 周囲の理解: 生前戒名について、家族や親族に理解を求める必要がある。
- 戒名の変更: 一度授かった戒名を変えることも可能です。武将が、何度か名前を変えていったように、戒名を変更することは可能です。
3. 生前戒名に関するよくある質問
- 生前戒名と法名の違い: 戒名と法名には、宗派によって違いがある。法名とは、浄土真宗に使われます
- 生前戒名を受けるのに適した年齢は?: 生前戒名は、9歳以上であれば授かる事は可能です。しかし、3歳の小児がんに侵された子供にお授けした特例がございます。仏様のお弟子となって、仏様のお力を頂く意味でもあり、その子は余命数ヶ月と言われていましたが、1年数か月の間、過ごすことが出来たとご両親からお礼の言葉を頂きました。
- 生前戒名を受けると、何か特別なことをしなければならないの?: 特に何もする必要はございません。ただ、仏弟子となった心持で日々の生活なさることをおススメします。不思議と感謝の心が湧いてきます。
- 生前戒名を授かる「授戒会」は、各お寺で行っております。東京「本寿院」では、毎月第1土曜日 神奈川「円宗院」では、毎月第1日曜日 千葉「大福院」日光「尊星王院」、埼玉「広徳寺」滋賀「本寿院本院」熊本「本寿院熊本別院」では、随時開催しております。強制ではございませんので、ご希望の方のみご参加ください。
4. 生前戒名の体験談
父の死をきっかけに 夫婦で生前戒名を授かりました。
おはようございます 本寿院の三休でございます 戒名を授かった方から お礼のお葉書を頂戴を致しました 父の逝去を機に夫婦一緒に 生前戒名を授けて頂きました 。
戒名の一文字一文字に今迄の 人生が集約されているようで これ迄の振り返りとなり これからの人生を もっと大切に生きて行こうと 夫婦の絆をもっと大切にしようと そう思える様になりました
次の世はこの名前で暮らせるのだと思うと 何とも幸せで涙が自然に溢れました 心から感謝致します
はい有難うございました この方はですね 先日お父様が亡くなられたんですが もうその十年位前でしょうかね 十年も経たないですか五、六年前なのかな あのお父様が 生前戒名を希望されておられまして そして生前に戒名をお授けをしたんですね そして生前に戒名をお授けをして そして自分のお墓に作られた 自分のお墓を作られて “生前寿陵”と言うんですが 生前のお墓を作られました だから その生前に作ったお墓に 開眼法要 誰も未だ入って無いんですけれどもね 魂入れの法要に来てくれないかっていうので お伺いをさせて頂いた方です その時からまぁちょっと具合が悪かったから そうやって生前戒名 だいぶ高齢の方でありましたけれども
そして生前戒名お授けをして そしてお墓の開眼法要に伺いました そしてそれから五年六年 コロナがありましたからね 七.八年位前 十年近いですかね それ位になるんですかねで 実際そのお父様がお亡くなりになられて 信州の方ではありますけれども 丁度私がどうしても その葬儀に伺う事が出来無くて 丁度ゴールデンウィークだったですね どうしても他の用事が私が入っていると どうしても駄目なもんですから 寺の者が代わりに信州迄伺って そこで通夜葬儀をさせて頂いて そして今度四十九日の納骨の時には 私が伺わせて頂きました
それと同時にですね 息子さんとそのお嫁さんの 生前戒名ご住職 私達も付けてくれませんかって言うので お授けをさせて頂いたんですね だからお父様の 四十九日納骨法要をして そしてそれと同時に ご夫婦の生前戒名お渡しをさせて頂きました
そうするとやはり お父さんお母さんの生き様の戒名があって そして今度お子さん達の戒名 やはりこう繋がって来るんですね そしてココでは “次の世”という事でありますが いやいや戒名っていうのは 次の世では無いですね
今の世なんです この現在で必要なんです 皆さん死んでからの 名前だと思う方がありますけれど そうでは無い 生きている内の名前なんです そして授戒 戒律を授かったという事なんです 決して名前でも無いんです そして仏弟子となった だから私達は皆んな 仏様のお弟子様になったんだ だから仏様のお弟子様になったと思って その戒律を授かったんですよ
殺さない 盗まない 嘘つかない 淫らな異性関係を持たない そしてお酒を飲まない この五戒と言われる 戒律をこれを授かったんですよ この戒律っていうのは 守らなきゃいけないものでは無いです 守ろうとする 自分の気持ちが大切なんですね 例えば殺生戒って殺しちゃいけない ってこれは人間だけでは無いです 魚とか 牛とか 又一輪の花にもこれも命があるんです だからその”命の布施”を私達は頂きながら こうして生かされている 存在だと分かった時に 命の無駄をしないようにしようと 食べ物を腐らさないように 残さないようにその命を 頂いて居ると思えた時に 全てに感謝が出来るんですね
私はこれ仏教で とても大切な事だと思っております ですからこうして 生前に授かるという事でね あの新たな自分の生き方が変わって来て そして仏弟子 仏教徒として歩んで行く事が 出来ると思いますから益々の 仏道精進をなさって頂ければと思います 有難うございました
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生前戒名
生前戒名とは、亡くなる前に戒名を受けることで、仏教徒としての新たな一歩を踏み出すことです。生前戒名を受けることで、心の安らぎを得たり、人生の目標を見つけることができるなど、様々なメリットがあります。しかし、費用や宗派による違いなど、注意すべき点もいくつかあります。この記事では、生前戒名について、その意味やメリット、注意点などを詳しく解説します。
例えば、ある方は、病気で余命宣告を受け、生前戒名を受けることで心の準備を整え、穏やかな日々を送ることができました。また、ある方は、人生の節目となる還暦を機に、生前戒名を受け、今後の生き方を見つめ直すきっかけとしました。
生前戒名を受けることで、私たちは自分の人生をより深く見つめ直し、より良い未来に向かって歩んでいくことができるでしょう。
動画全文テロップ
三浦ご住職様 素晴らしく感動的な 戒名を授けていただきまして 誠にありがとうございました
これからの人生を授けていただいた 戒名に恥じないよう 過ごしてまいりたいと思います
はい ありがとうございました そうなんです 生前戒名っていうのは素敵なことですよ 昨日もですね ご夫婦で生前戒名を 授かりに見えた方がありました 何かご質問ありますかって言うと いや何もございません ただ一度住職と会って話がしたかった そうですか もうこんなこんな顔でございました あれですけれども でも一度お会いしたかったんです と仰るんですね
嬉しいことでございますけれども でもこうして本当に実際お出会いすると とっても素敵なご夫婦なんですね もう大学時代に知り合って そしてそこでスキーで 教えたんだよってそんなことからですね 色んな昔のことを聞いたり またその後お仕事を頑張ってされて 色んなことをやってこられたと
また奥様は 色んな帰国子女のような方でですね 色んな世界各国を周ってきたんですよ 素晴らしいですねっていうお話を 聞かせていただきました でもそうして実際お出会いをするとですね 本当にあっこんな素敵な方なんだな というものが すごくイメージが沸くじゃないですか
そしてあっこんな生き方をして こられたんだなって 戒名っていうものは長い戒名 長ければ長いほどいい というものではないですね その戒名にはちゃんと意味があるんです 分割して皆さん見てくださいね 戒名って2文字 どの宗派も同じなんですよ 2文字どの宗派も同じであって そしてその 戒名 というのがまず決まります
そして今度 道号 というのが決まります 道号というものは これはその人のお人柄になりますね どんな明るい方なのか 静かな方なのか清楚な方なのか もしくはあの非常に賢い方 また知恵をいっぱい持っている方であったり また優しさがあったり 色んなその方のお人柄であったり そういうものが そんなところに出てまいりますね そして 院号 ですね 院号っていうのは お寺を建てたという意味合い お寺を建てるぐらい 仏教に帰依されたんだ でも授戒するということは お坊さんになるということです
お坊さんになるということは お寺の住職になったと思ってください 心に寺を建てましょうっていうのを 私の父もよく言っておりました お寺の伽藍が大切ではなくて 自分が仏弟子となって歩んでいく中に お寺には沢山の苦しみ悲しみを 抱えた方がやってこられ この伽藍ではなくて そこに心に寺を建てることによって
皆さんの心の安らぎになるような そんなお寺で また自分がもしお寺の住職だったら どんなお寺の名前がいいだろうか そう考えた時にあぁこういうような あの感じの名前がいいなって まあそれが本寿院であったり 円宗院であったり まあ平等院であったりで観音院であったり 地蔵院であったり まあそういう色んなそういう
自分の院号というものを考えたときに あっ俺もお寺の住職になったんだ このお寺の名前なんだ そして俺の生き様であったり そうそうこれからもっと頑張ってやろう これからは生まれ変わったそうなんです 仏弟子として生まれ変わるんですね そして毎月ここではお寺では 私どものお寺ですね 熊本でもそうですし関西でもそうですし 全国のお寺で 授戒会 というのをしています これは仏様の前で誓うんですね
5つの五戒を誓うということなんですね 5つの戒律を誓う そして仏様の前で誓って初めて よしお前を仏教徒にしよう って仏教徒になる訳です でもこれは強制的ではないですから あの参加したい方は是非参加してください 亡くなってからでは参加できないので 生前のうちに授かって そして授戒に参加されて
そしてなんだか心は リセットボタンを押されて 新しい人生 新しい名前で 新しい人生を歩んでいく 素敵だと思いませんか お葉書ありがとうございました こうしてですね 新しくまた心をリセットボタンを押して 素晴らしい人生を 歩んでいただければと思います ありがとうございました
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