青森県にて墓じまい法要と恐山参拝へ

恐山

令和7年7月20日(日)青森県へ墓じまい法要に伺いました。

法要後、五所川原市賽の河原地蔵尊へ

寺院

青森県五所川原市「賽の河原地蔵尊」

 

賽の河原地蔵尊は下北半島の恐山と同様にイタコの口寄せが有名で地蔵堂内とその周りには大小2,000体のお地蔵様が祀られています。

慈覚大師開創と伝えられるコチラは、ある日お燈明が降りその場所を掘ると一軀の地蔵尊が出土、これを安置したのが始まりとも言われているそうです。

円仁

慈覚大師像

お地蔵さん

お地蔵さんの祠

地蔵様

優しい笑顔のお地蔵さん

2日目は、比叡山・高野山と共に日本三大霊山の1つとして有名な恐山へ参拝致しました。

霊場恐山

恐山も慈覚大師開創とされております。  慈覚大師円仁は夢のお告げに従いこの地を訪れ恐山を開いたと言われており、地蔵菩薩を刻んで本尊にしたと言われております。

硫黄の匂いが立ち込め、温泉が湧き出ており参拝の際に入浴出来る湯小屋が点在していました。

本堂向かって左手から岩場が続く地獄谷。

水子供養

水子供養の為の風車

参拝者さんは、我が子の冥福を想いながら岩を積み上げ風車やお菓子をお供えしておりました。

地獄谷の岩場を抜けると

宇曽利湖畔「極楽浜」

エメラルドグリーンの湖畔はとても美しくまさに「極楽」の様でした。

お地蔵さん

極楽浜のお地蔵さん(東日本大震災犠牲者追悼の為)

 

恐山は最も「あの世」に近いとされ、死者への供養と故人を想い偲ぶ場所として日本各地から参拝されるそうです。

明治・大正時代は恐山に行けば故人に会える、石を積んでお供えをし泣くと先祖の声が聞く事が出来るなどの逸話が残ってます。

大切な故人を想い偲ぶ恐山は心に寄り添う霊場で、供養の心は必ず大切な人に届いているはずです。

恐山の風景

恐山とお地蔵様

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

本寿院住職 三浦 尊明
比叡山高校卒業  大正大学仏教学部卒業 
平成8年 円宗院 
平成14年 本寿院住職となり現在に至る。
読売文化センター講師
NHKカルチャー講師
NPO法人かけこみ相談センター理事長
NPO法人日本投扇興保存振興会理事長

◆つちぼとけ(陶芸で仏像を造る)を通じた仏教活動を全国各地で開催している。

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