終活の相談が多くなりました

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円宗院つちぼとけ教室の生徒さんから、私の出版した「戒名を自分でつけてもいいですか」「ありがとう帳」にサインしてほしいという依頼がありました。

終活を始めておられるとのことです。

いずれくる死のために準備しています

戒名を自分でつけてもいいですか

戒名を自分でつけてもいいですか?青蛾書房

ありがとう帳

たくさんの終活を見てきてこれだけは残しておきたい項目を記入できるエンディングノート

 

終活は、簡単なようで難しい問題が様々ございます。

ちょうど先日もおひとり様の最後を見て欲しいと言う相談がりました。

おひとり様の死後、保険金の受取人を、住職にお願いして、葬儀や今後の法事

永代供養をお願いしたいというものです。

まずは、何がしたいのか?

何をして欲しいのか?

立派な終活

同じようにしてお亡くなりになったおひとり様の最後

もし亡くなったら、住職に全て任せると終活をされており、全て準備しておられました。

病院から私に連絡が入るようになっており、私が伊東市まで伺い、葬儀、骨揚げして、お骨仏へ納骨させていただきました。

事前にちゃんと準備されておられたことから、望んだ通りに進めることができました。

「そのうちにやろう そのうちに死んでしまいます」

多くの方は、いつかいつかと思いながら最後を迎えます。

よくある電話ですが、生前戒名を授かろうと思っていたのですが、突然亡くなってしまい・・・。

終活は、死の準備だけでなく、命を見つめる「生き直し」でもあると考えております。

今日の生徒さんが、ありがとう帳にびっしりとエンディングメッセージを書き込んだ頃には、どうなるか?楽しみです。

このように、つちぼとけ教室は、ただの陶芸教室だけでなく、生徒さんから様々な仏事相談が寄せられます。


さて、今日は、円宗院つちぼとけ教室です。

もうすぐ、横浜そごう チャリティつちぼとけ展 11月25日から29日

があるため、最終教室です。

巴御前ができました。とてもカッコいい土ぼとけです

ワンコインの土ぼとけです。

先月の作品が焼き上がってきました。

それぞれの心を込めて土ぼとけを造立します。

うまいも下手もない、世界に一つの仏様です

円宗院 写経

 

つちぼとけ教室と同時に行われているのが「写経」です

約20年のベテランもあれば、今回初めての方もあります。

それぞれが、心を込めて写経をされます。

何にも邪魔されず、ひたすら文字に集中できます。

一字一字が仏様。昔は、一刀三礼と言って、仏師の方は、一回彫るたびに、3回のお辞儀をしたと言います

今では、そこまではできませんが、それぐらいの大切な気持ちを込めて丁寧に書いていきます。

綺麗に描く必要はありません、丁寧に書いていきます。

御朱印も受付

皆さんが取り組んでおられる間、私は、御朱印に書かせていただきます。

下手くそな御朱印ですが、癒されると褒められ、いい気になって書かせていただいております。

11月の御朱印は、芋掘りです。

幸せが連なる芋広をお地蔵様がしてくださっていおる絵になります

いつからか、裏朱印を求められるようになりました。

毎月の朱印以外で書いて欲しいと求められることから、数点の準備をしてあります。

その一は、お地蔵様を銀杏に見立てた「錦秋」

深まる秋のふつくしさです。

その2は、良寛さんの詩から

「表見せ 裏を見せて 散る紅葉

表みせ 裏を見せて 散る紅葉

よく知れた良寛さんの詩です。

とても大好きな言葉です。

今月の朱印は、「芋掘り」としましたが、もう一つと依頼をされると書かせて頂くのがこの言葉です

私は、とても弱い人間です。

強がって澄ましている顔をしていますが、失敗に恐れ、ビクビクしています。

もっともっと、と欲深く、人と比べて生きています

僧侶としての顔があり

弱い人間の顔があります。

「カッコつけてんじゃねえ」

この言葉を聞くと、いつも叱られている様に思います。

表があれば、裏もある

弱いところも見せて生きていけば良い

それでいい それでいい

カッコつけながら

美しい紅葉を見つめて、考えています。

その3 秋

その4 ほくほく地蔵

こうして、今日は平塚で御朱印を書かせていただきました。

ありがとうございました。

令和4年11月6日 三浦 尊明

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