文京区の依頼にて交流センターで「投扇興」を指導いたしました。
本会場では、ほぼ毎年のように開催させていただいております。
毎回、大人の方と途中から合流する子供たちとともに体験していただきます

投扇興は、2セット並べられ、まず練習が始まります。
5本ずつ投げていただき、なかなか飛ばない扇子に苦戦します。
昨年に参加された方もあり、一度経験されていると扇子だけに「センス」良く飛んでいきます。
練習なのに大盛り上がりです。
ちょうど、NHK大河ドラマ「べらぼう」にて吉原で投扇興のシーンが放送されたこともあり、皆さん興味津々です。

大人のチーム練習が終わったころに、子供チームが参加しました。
子供たちは、やはり遊び好きです。いろんな方法を考え出して、的を落とそうとします。
投扇興には、基本的なルールはございますが、度を越さなければ問題ございません。
例えば、投扇興の距離を1,8メートルから離れて、2.5メートルぐらいから投げてみたり・・・・
遠いとなかなか当てにくいのですが、その分勢いよく飛ばせます。私も子供の時は、遠投で勝負したものです。
子供は遊びの天才。工夫をして楽しんでくれました

しかし、挨拶はちゃんとしましょうね。礼に始まり礼に終わります。
さて、いよいよ決勝戦です。
本番で行った高得点同士が対戦します。今回は、偶然にも大人チームと子供チームの対戦となりました。
初投から高得点が出ました。
散る花 久方の・・・点式には百人一首があてられており、大人も子供も百人一首を読み上げます。
山桜 もろともにあわれとおもえ山桜 花よりほかに知るものもなし。
山桜は、倍点となります。ちなみに私の生まれたお寺の歴代住職の行尊大僧正の和歌です。私も不思議と力が入ります・・・。
最終的には、12-13 で子供チームの勝ちとなりました。
いい対戦でした。皆さんが大盛り上がりとなった投扇興体験となりました。ありがとうございました。

次は、埼玉県草加市文化会館で行う予定です。

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