人形供養は、必要でしょうか?

2019-03-10-09.23.18

人形供養は、必要?

平成31年3月10日 東京 本寿院にて恒例の人形供養を厳修させていただきました。

当院では、人形供養と一緒に「遺品供養」も行っております。

人形だけでなく、遺品(アルバムや洋服・着物・手紙・手帖など)なかなかゴミとしては処分できない思い出が詰まったものをお持ちになります。

遺品供養は、どうして行われているのでしょうか?

本日、ご参拝いただいた方から「遺品供養は、どのように行われているのでしょうか?」

というご質問を受けました。

当院では、人形供養も遺品供養も一緒に行っております。

胸像供養

今月は、胸像やお手紙の遺品を供養しました

そもそも、供養とは何でしょうか?

多くの場合、何か悪いものを取り除き、お焚き上げをして焼き清める。とお考えの方が多くあります。

しかし、悪いものでしょうか?

ひな人形や五月人形など、わが子が元気に大きく育つように親の願いがこもったものです。

そして、子供たちが成長し、一つの役目を終えたとして、「感謝」の人形供養を行うのです。

また、本日もお参りくださった方は、

「子供が成長し、嫁いでいき、大きな家から小さな家に引っ越しをしたので、大切な人形を供養したかったと涙を流してお話しくださいました。

「ありがとう」という感謝の心を添えて焼香をしていただきます

人形供養の焼香

 

よくある質問ですが、人形供養に予約は必要ございません。

受付は、毎日9時から18時まで 年中無休で受け付けております。

段ボールやビニール袋にいれてご持参ください。

その際、受付にて申込用紙にご記入になり、人形供養料をそえてお申込みいただきます。

人形供養の費用は、お布施と書いた封筒にお気持ちを入れてお納めください。

お気持ちというと困られることから、段ボール1箱(縦横高さの合計70cmほど)で5千円程度お考えいただければ結構です。(領収書が希望の方は、お申し出ください。)

毎日、人形供養を受け付けているお寺は少ない。

毎日、人形供養を受け付けているお寺はとても少ないのが現状です。

また、公開で人形供養を行っているお寺も少なく、明治神宮などでは、毎年11月 年に1回の人形感謝祭が執り行われます。

淡島神社でおこった、人形をUFJのお化け屋敷に使う。

など、どのようにお焚き上げがされているのか?ご心配な方も多くあることでしょう。

東京では野焼きはできず、当院では、日光にあるお寺でお焚き上げ法要を厳修しております。

平成30年5月 尊星王院 人形お焚き上げブログ

平成30年5月人形供養お焚き上げ

人形供養の流れについて

 

人形供養の法要時間は、約40分間です。

当日、9時から人形供養法要が厳修されることから、参列希望の方は8時ごろからお集まりになり、受付を済まされ、本堂にお入りになります。

当日、お人形をお持ちいただいても構いませんし、事前にお届けいただいても構いません。

当院へお持ち込みになるか?それとも宅急便でお送りになります。

当日は、観音経が唱えられます。ユーチューブでは、16万回を超えました。

そして、一緒に般若心経を奉読いただきます。

終了後、住職より法話がございます。

今日は、胸像の供養もありました。

当院の人形供養は、27年10月29日 NHKテレビ放送「所さん大変ですよ」に銅像供養として紹介されたこともあり、胸像・銅像の供養を頼まれることも多くなりました。

バブルの時代は、胸像を作るのが密かなブームであったようですが、その後、経営者が変わったりしたことから、供養に出される方も少なくありません。

なかなか、ゴミとして処分は難しいものですね。

また、人形供養とともに、古いお位牌や仏壇も同時にご供養しております。

ちょうど、昨日の日経新聞 夕刊の一面に墓じまいや仏壇処分の記事が出ておりました。

墓じまい仏壇処分も急増

 

ありがとうの感謝を込めて、人形・遺品・位牌・仏壇の供養を厳修しております。

 

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