終活講座
令和6年3月20日 本寿院にて終活講座を行いました
神戸から西口弁護士 田村行政書士をお招きしての講座となり
当日会場にお越しの方と、ユーチューブライブ並びにインスタライブにて
オンラインを交えての開催となりました。
まず、住職より挨拶とその趣旨について話があります
なぜ?お寺で終活講座を行うのか?
本寿院のお骨仏様には、非常に多くの方の「生前申込」を承っております。
お骨仏様に納骨できる数量が決まっているため、一杯になると受付できなくなります。そのため、生前のうちにスペースを確保しておきたい。ご主人や家族と同じお骨仏様になりたい。など
最も お骨仏様を受け付けているのは、当院関係と大阪一心寺様が有名です。
大阪一心寺様では、あまりの申込の多さに、令和3年より受け入れ制限を実施されています。昨今、墓じまいや孤独死などお墓の問題が非常に注目されており、お墓にかかる費用が3万円という激安の経済的な理由もあります。
また、住職が「希望のお墓」お骨仏という本を先日出版したことから、お骨仏様への問い合わせが驚くほど多くなって来ており、予想を超える状態となっております。
そんなたくさんのおひとり様の相談を受ける中で、具体的に、そして法律的にきちっとしておく必要があります。
多くの方は、きっとなんとかなる。誰かがやってくれるなどとお考えの方が多くありますが、現実はそうではありません。
遺族を探し、財産を特定し、相続を裁判所に任せることになります。
誰もいなければ、国庫に入ります。
いつか、いつかと先延ばしするのではなく、しっかりと元気なうちに意思確認し、決めておかれることが、遺族の方に迷惑をかけることなく、そして安心して死ぬことができます
安心して死を見つめた時に、生がどんどん輝いてくると住職より話がありました。
尊厳死宣言
また、参加者の中から、もしもの時の判断を子供に任せるのはどうだろうという質問がありました。
ちょうど、昨日、以前に受講された方が「任意後見人」「死後事務委任」「遺言書」「尊厳死宣言」の公正証書を作られました。
その中の、尊厳死宣言
もしもの時、回復の見込みがなくとも命を救うのが医療行為です。しかしながら、一度人工呼吸器や胃瘻などチューブをつけた場合、それを取り除くことはできなくなります
また、その判断を子供たちがしなければならない。
元気な時にちゃんと意思判断を残しておくことで、みんなが安らかな時を迎えることができます。
また、本寿院では、終活の講座以外でも、土仏や写経・坐禅・尼カレッジ・骨壷教室など、生きるための講座もございます。
詳しい内容は、YouTubeをご覧ください。
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