終活講座エンディングノート

エンディングノートを書こう

今日は、終活講座の第３弾　エンディングノートを書こうという講座を2023年6月2日（金）15時15分から開催しました。

台風の影響で、4名のキャンセルがあり、1名のみのマンツーマンの講座となりました。

1名のみとなると、緊張する面もありますが、かえって詳しくお話をすることが出来ます。

終活や戒名講座に参加される方は、様々な疑問や不満点などがあり、それを解消するために参加されているのがほとんどですので、具体的なアドバイスが出来て良かったという意見もあります。

終活は、やろうと思っても手が出なかった

まず、どうして？この講座に参加されたのか？とお聞きしますと

行政の開催するエンディングノート講座にも行ったし・・・

エンディングノートも購入したし・・・

でも、実際に書くことが出来ませんでした。

とお話しくださいました。

そのお気持ち、とてもよくわかります。

まだ、まだ大丈夫。

いつかやろう。そのうちに書こう。

まだまだ、元気なので、いつか。いつか。

 

そのうちに死んでしまいますよ。

 

私は、とても多くの悲しみを見てまいりました。

元気だったのに・・・

突然で、何もわからず・・・

どうしたら良いのか？

とうろたえる遺族。

悲しんでいる間もなく、葬儀の打ち合わせや連絡

遺影写真をどうするか？押し入れから引っ張り出して・・・

よく葬儀の時に、もっといい写真があったのに・・・と遺影写真を公開される方が多い事多い事

葬儀の案内は、だれに？すればいいのか？

お坊さんは？戒名は？決めることが多くて、待ったがききません。

エンディングノートのはしり

平成18年1月1日　エンディングノートのはしりともいえる「私の人生史」という本を出版させていただきました。

今では、本屋さんに行けば、たくさん並んでいるエンディングノートですが、この当時では珍しく、2版まであっという間に完売となってしいました。

このノートは、具体的な葬儀や財産の事など記載する内容が中心となっていました。

 

本当に遺したいもの

「私の人生史」を出版してから、時間の経過とともに、様々な方々とお話ししていく中で、「本当に遺したいもの」というテーマにぶち当たります。

財産の事は、法律的に遺言や弁護士・行政書士といわれる方に、ちゃんと遺しておかなければならない事で、淡々と進められます。

また、葬儀やお墓の在り方は、時代と共に変化し、立派な葬儀より、小さなお葬式がブームになってきているのもコロナ禍などの影響が大です。

たくさんのお別れを見てきました。そしてたくさんの遺族の方とお話をしていく中で、遺しておきたいもの。伝えておきたいものは

「ありがとう」であると言えるのではないでしょうか？

ありがとうなんて、いつでも言っている。

ありがとうなんて、言わなくてもわかっている。

ありがとうなんて、恥ずかしくていえない。

当たり前の一言「ありがとう」ですが、遺族がこの手紙や遺言を見た瞬間に

安堵し、悲しみから「感謝」に代わるのだと思います。

ですから、「ありがとう」を遺していきましょう。と「ありがとう帖」を出版させていただきました。

涙でかけない

実際に、書いてみると、自然と涙が出てきます。

自分の名前の由来や自分の生まれ育った時の事

ご両親がどんな思いで私を育てて下さったのか。

すべてを投げうち、私のために尽くしてくださったか、

母へのありがとう

父へのありがとう。

ありがとうを探すといっぱいのありがとうに気づきます。

涙があふれ、文字が見えなくなってきます。

時間を大切にするために、振り返る時間を作る

私の出版した「ありがとう帖」は、受講の記念に差し上げております。

といいますのも、この場で書ききることは、ほぼ不可能でございます。

小さな冊子ですので、ページ数はほとんどないにも関わらず、次に進めません。

私たちの命は限られた時間です。

いずれは、必ず亡くなっていきます。

加えて、いつ死ぬか？わからないから楽しくもあり、幸せなんですね。

一期一会

いつどんな時がこようとも、しっかりと自分を見つめ、そして大切に生きる。

過去を振り返り、未来を見つめ、そして現在を味わう

生かされている事に感謝して「ありがとう」

大切な家族と出会えて「ありがとう」

大切な友人と出会えて「ありがとう」

生まれたことに「ありがとう」

「ありがとう」「ありがとう」

ありがとうの数が幸せの数である事に気づきました。合掌

次回、終活講座は、９月５日（火）13時「戒名とお墓じまい・終活についてお坊さんに聞く」と題して、池袋コミカレ（池袋西武百貨店内）にて行います。