人形供養のお焚き上げ法要を厳修いたしました。
野焼きは、東京ではできないため、過去には日光で行っておりましたが、数年前からは、千葉 大福院にて執り行っております。
人形供養と言っても簡単ではなく、まずは、消防署への届け出が必要となります。
次に、天候が良くてもダメ 乾燥していてもダメです。大きな火柱がたちますので、山火事などの危険性があります。
もちろん雨が降ってもダメですね。今回は、台風が接近しており、雨が降ったりやんだりの繰り返しでした。
雨の中断を待って、人形供養が始まりました。住職は、儀軌に基づいて作法を行っていきます
式衆の僧侶は、読経を繰り返します
住職の合図で、寺のものが点火
炎が一気に大きくなっていきます。
人形供養は、お焚き上げをすることが供養ではございません。人形への感謝の心を振り向ける「法要」が大切です。
また、燃やせるものばかりでなく、燃えないものや化学繊維が入っていると真っ黒なケ煙が立ち上がります。
そのあたりを、分別して、代表してお焚き上げを行っております
人形供養が終わるころ、雨が降り出しました。
終了後に雨が降り出すことは、山火事にもならず、安心できるものです。
皆様の思いのこもった人形や遺品を心を込めてお焚き上げさせていただきました。合掌
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