こんにちは。本寿院住職の三休でございます。今回は、生前戒名を授かった方から届いた、感謝のお手紙をご紹介します。数か月前に親戚の方を見送り、今度はご自身の戒名を授かることにされた方です。
自分の戒名が届いたときの驚き、そして生きているうちにそれを読める喜びを、伝えてくださいました。生前戒名を、これからの生き方と結び付けて考えるきっかけになればと思います。
親戚を見送った後に、自分の戒名を授かって
お手紙には、親戚の方を見送ったばかりだったため、ご自身の戒名が届いたときには、驚きとともに、とても身近なものに感じられたとつづられていました。そして、命のあるうちに自分の戒名を読めることを、うれしく思っておられるとのことでした。
ここでは、お手紙の趣旨を要約してご紹介しています。ご自身の言葉で、その喜びを知らせてくださったことを、私もありがたく受け止めています。
身近な方の葬儀が、戒名を考えるきっかけに
ご両親や親戚の方の葬儀を経験して、戒名とは何なのか、お布施をどう考えたらよいのかと疑問を持ち、本寿院のホームページにたどり着かれる方がいます。
そのとき私は、戒名は死後のためだけの名前ではないとお話ししています。亡くなってから、ご家族が初めて考えるものと思っていた方には、生前に授かるという考え方が、新しい発見になることもあるでしょう。
生前戒名は、仏弟子としての生き方につながるもの
私は、生前に戒名を授かることを、これからどう生きるかというお話として大切にしています。戒名の「戒」は、戒律の戒です。戒めを授かり、仏弟子となって名前をいただくという意味があります。
ただ文字の並んだ名前を受け取るのではなく、自分も仏弟子になったのだと受け止める。その思いが、生き方を見つめることにつながると、私は考えています。今回のお手紙にあった喜びも、そのようなご縁として、うれしく感じました。
ご家族で、それぞれの戒名を知るご縁
動画では、ご家族七人分の生前戒名を授かっておられた方々のお話にも触れました。皆さんがご自身の戒名を気に入り、お互いの名前について楽しそうに話しておられたのです。
私は、一人ひとりのお話を伺いながら戒名を考えています。生きているうちだからこそ、自分の名前を知り、その意味に触れ、ご家族と話すこともできます。亡くなってからではご本人には聞いていただけないお話を、今、交わせることにも意味があると思います。
限りある命を見つめ、今を歩む
私たちの命には限りがあります。自分の戒名を知ることは、いつか人生を終える自分を、身近なこととして考える機会にもなります。
私は、仏さまに迎えていただくという信仰や、仏弟子であるという思いが、死への不安と向き合う心の支えになると考えています。それは、今ある人生をどのように歩んでいくかという問いにもつながります。
今回の方が、生きて自分の戒名を読めることを喜んでくださった。そのご縁を大切にしながら、これからも生前戒名の意味をお伝えしてまいりたいと思います。
生前戒名を授かった方のお声は、生前戒名を気に入っています、というお礼の記事でもご紹介しています。詳しくは、本寿院の生前戒名のご案内をご覧ください。
動画でご覧になる方へ
感謝のお手紙と、生前戒名を授かる意味について、こちらの動画でお話ししています。
本記事は、本寿院住職・三休の動画「生前戒名を授かった方から届いた一通の感謝のお手紙」をもとに、生前戒名の意味と生き方について再構成しました。お手紙やご家族との会話は、趣旨を要約してご紹介しています。


