こんにちは。本寿院住職の三休でございます。お骨仏への納骨を申し込みたいけれど、戒名はいりません。そのようなご連絡をいただきました。今回は、ご相談の趣旨を要約してご紹介しながら、戒名を授かる意味と、供養についてお話しします。
まず、お骨仏には戒名のない方が納骨された例もあります。戒名がなければ納骨できない、というお話ではありません。そのうえで私は、戒名をなぜ大切にしているのかを、知っていただきたいと思っています。
戒名がない方の納骨と、戒名の意味は分けて考えます
動画では、お骨仏に戒名のない方も納骨されていること、キリスト教や神道の方をお迎えした例があることをお話ししました。戒名の有無についてのご相談と、私が仏教者として戒名を大切に思う理由は、分けてお伝えしたいことです。
お骨仏は、仏像を通じてお寺で供養を続けていく形です。私は、その仏様に手を合わせる意味も含めて、納骨を考えていただきたいと思っています。現在の受付やお手続きについては、本寿院のお骨仏のご案内をご確認ください。
戒名は、死後に名前を変えるためだけのものではありません
戒名というと、亡くなってから付ける名前だと思われることがあります。死んでから自分の名前を変えてほしくない、というお声を伺うこともあります。
しかし、私がお伝えしている戒名は、本来、生きているうちに仏弟子となり、仏様の戒律を守ると誓うときに授かる名前です。死後の名前という面だけで捉えると、その大切な意味が伝わりにくくなってしまいます。
私は、戒名のことを知っていただくために、動画やホームページ、講座などでお話を続けてきました。戒名とは何だろうと考えていただくことが、仏教の教えに触れるきっかけになればと思っています。
生前戒名を、これからの生き方につなげる
私が生前に戒名を授かることをお勧めしているのは、これからの生き方につながると考えているからです。仏弟子として、どのように歩んでいくのか。仏教の教えを、ご自身の人生の中で受け止めていただきたいのです。
亡くなった方についても、仏様とのご縁を結び、安らかな歩みを願って戒名をお授けすることを大切にしています。これは、私が仏教の信仰の中でお伝えしている供養の考え方です。
費用の不安があるときは、その理由をお聞かせください
戒名はいらないというお気持ちの背景に、お金がかかることへの不安がある場合もあります。動画でも、戒名を望まない理由を伺いながら、お布施についてお話ししました。
私は、戒名を商品として売るものとは考えていません。費用のことで供養をあきらめていただきたくないという思いから、経済的なご事情がある方の相談や、お布施の納め方についてもお話ししています。
動画の中の個別の対応を、そのまますべての方に共通する条件と捉えず、ご事情をお聞かせください。納骨と戒名のお布施は区別し、現在の内容を確認しながら、ご相談いただければと思います。
戒名と納骨先の確認、費用については、戒名がないと納骨できないと言われた方へのご相談の記事でもお話ししています。
残された方が、安心して手を合わせられる供養を
私が大切にしたいのは、ご遺骨の納め先を決めることだけではなく、その先も手を合わせていけることです。動画の最後にも、残された方が安心して手を合わせる姿が一番よいと思っている、とお話ししました。
戒名がいる、いらないという結論を急ぐ前に、戒名とは何か、これからどのように供養していきたいかを、考えていただければと思います。ご本人やご家族のお気持ちと、費用についての不安も含めて、お話を伺ってまいります。
動画でご覧になる方へ
お骨仏と戒名、仏弟子として歩む意味について、こちらの動画でお話ししています。
動画には収録当時の料金や予定も含まれています。現在の納骨の条件・費用は、上記のお骨仏の案内でご確認ください。
本記事は、本寿院住職・三休の動画「お骨仏に納骨したいけれども戒名は要りません」をもとに再構成しました。ご相談内容は趣旨を要約してご紹介しています。


