初七日法要について
亡くなってから、6日目が初七日となります。初七日には、不動明王が引導してくださるとされています
迷いの中にいて、様々な迷いを断ち切ってくださる、両刃の刃
ウロチョロするなと羂索でつなぎとめてくださり
煩悩を炎で焼き尽くしてくださる、慈悲深いのが不動明王です。
お不動様のその法力によって、力強くお導きいただけると信じているのです
初七日は、亡くなって6日後
お亡くなりになった方は、7日ごとにあの世で裁判があるとされます。
遺された遺族は、故人の為に追善法要を営みます。
法要の善徳を、故人に振り向けるというもので「七分獲一」ひちぶんぎゃくいつと言います。7分の1が故人に功徳があるとされています。
7日ごとの法要は、中国の十王経に由来するといわれます。
初七日(しょなのか) – 初願忌(しょがんき)
二七日(ふたなのか) – 以芳忌(いほうき)
三七日(みなのか) – 洒水忌(しゃすいき)
四七日(よなのか) – 阿経忌(あぎょうき) 初月忌(しょがっき[3]) – 没後、最初の月命日。立日とも言う。
五七日(いつなのか) – 小練忌(しょうれんき)、 閻魔大王は五七日に現れる。
六七日(むなのか) – 檀弘忌(だんこうき)
七七日(なななのか) – 大練忌(だいれんき)、もっとも重要な法要とされる。
忌明けの日。四十九日、満中陰、尽七日とも言う。
と法要があり、故人は、ご先祖の仲間入りをするといわれています。
49日で初めて先祖の仲間入りをする
初七日は、最近ではすぐに火葬が出来ず、3日~5日 中には1週間以上過ぎてからの葬儀も珍しくありません。
式中初七日
これも、火葬場の問題もあり、かえって初七日を営むことが出来ないことから葬儀の中に組み込む「式中初七日」が多くなってきました。もちろん和尚様によっては、反対の声もあります。
しかし、現代の流れ上、再度2~3日に集まる事も難しくなっているのも事実です。
初七日は、法要の儀式の中で「不動明王」を勧請し、儀軌を行う大切な法要です。
決して、形式だけのものではありません。
コメント