コロナで亡くなった場合の戒名
コロナで亡くなりましたが、葬儀も出来ず戒名もありませんと相談がありました。
コロナ禍での葬儀についてどうすれば良いか?
戒名はどうすれば良いか?
白木の位牌は?
49日に、ちゃんとご供養して参りましょう。
今できることを一つ一つ行っていきましょう。
*伝染病ではなく、感染病の間違いでした。
その1:戒名を授かる。当院では、戒名のランクに関係なく3万円でお授けしております。宗派も問いませんので安心してお申し出ください。戒名申込
その2:白木位牌のない方は、急ぎ本寿院にてお造りし、開眼供養後にお送りします。お遺骨のそばにおいて49日までお参りください。
その3:葬儀が出来なかった分、49日法要をしっかりとしましょう。ご自宅もしくは、お寺で行います。お寺は、東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・滋賀県大津市・熊本市のお寺にて行うことが出来ます
コロナ禍で集まることが難しい方は、オンライン法要も可能です。ご来院いただける方は、お寺にお越しになり、それ以外の方は、オンラインでお参りください。
その4:本位牌の準備 49日法要の日程が決まれば、法要の準備が必要です。
まず、お位牌は、仏壇店にてご注文下さい。通常職人さんが彫ってくださいますので、1週間から10日かかります。
お墓のある方は、墓石に刻みますので、授かった戒名を石材店にお伝えください
コロナに感染してはいませんが、この時期ですので葬儀も出来ず火葬のみでした
最近、このような相談が非常に多くなりました。
四国の方では、葬儀を行った親族に陽性の方がいて、クラスターとなったニュース報道がありました。
故人を悼み、冥福を祈る 人としての原点である「葬儀」という場面でさえも、コロナ禍の問題は新しい在り方に変化せざるを得なくなってきているようです。
葬儀は、益々縮小化されていく・・・
そのような現象は、ますます加速していくに違いありません。
しかし、その先にあるものは何でしょうか?
村八分という言葉がありますが、
普段は何の付き合いもしませんが、葬儀と火事の時だけは、皆が助け合うという関係性も失われて行ってしまいます。
流れるように、お別れをして、遺されたご遺族は、この悲しみをどこにもっていけばいいのか?
ちょうど昨日クローズアップ現代にて取り上げられていました。
「新型コロナウイルスで夫などを亡くした遺族たちが、カメラの前で胸に抱えている思いを語ってくれた▽感染者への差別もあるなかで、多くの人が周囲に自らの経験を語れないという▽ある女性は、火葬場で骨を拾うとき、友人が来てくれたことがとてもうれしかったと語る▽生きがいだった店を開けることをためらってきたが、友人からの励ましもあり店を続けていこうと考えるようになった女性の思い」
悲しみは、悲しみの中で癒されます。
悲しみは、忘れることではなく、悲しみをしっかりと悲しんだ時に癒されると考えます。
それは、葬儀では何をしているか?という事につながります。
一人だけが悲しみむのではなく、その悲しみを共有する。
海外では、亡き女という役者が葬儀に同席するそうです。大きな声で泣くことによって、遺族や皆が涙をそそる。
人間には、泣くことで、心を洗い流すことが出来ます。
通夜には、しっかりと悲しみ、涙を流し、正面から受け止め、それを皆が支えていく
一緒に喜べば、喜びは倍になり、一緒に悲しめば、悲しみは半分になります。
コロナ禍の新しい時代において、これからお寺はどうしていけばいいのか?
葬儀の在り方は?
戒名を授かり、位牌を作り、49日・お盆へと、供養の心を振り向けていく。
新しい方法を模索しながら、前を向いていかなければないります。合掌
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