本寿院の住職でございます。急な病気となり、皆様にはご心配とご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。
先日、2025年1月31日 急性大動脈解離の為に救急搬送され、緊急入院することになりました。
いたって健康でございましたが、血圧が高かったようです。(症状もない事から全く気付いておりませんでしたが・・・)
はじめての救急車 はじめての入院 ICUでベットも30度以上は起こすことができず、絶対安静の入院生活となりました。
当初は、「なぜ?こんな病気になったのか?」「何が悪かったのか?」「どうすればよかったのか?」
後悔と原因究明ばかりの思いで一杯でした。
しかし、過去を見つめてみたところで、何も自体が変わるわけでもありません。
次によぎるのが、お寺の事です。
予定がぎっしりと詰まっていた法務をどうしよう?
考えてみると、主な仕事はすべて終わっていて、私でなくともできる事が残っているだけでした。不思議なものでございます。
現在の法務予定含め、今後の予定はすべて変更することになりました。
今後の予定変更
1:本寿院 座禅会の中止
2:本寿院 御朱印会は、明幸さんに変更
3:北千住つちぼとけ教室は、閉講
4:横浜つちぼとけ教室は、日限山地蔵尊に移転
5:関東36不動尊巡礼の中止
私の病気は、血圧管理が必要なため、重いものが持てなくなりました。その為、外での行事や教室は出来なくなりました。
本寿院内での行事は、今まで通り続けてまいります。

日本橋「円空展」
2025年3月14日 病院の検査結果が良かった事と、早く終わったので、少し足を延ばして日本橋 三井記念美術館へ伺ってきました。
こちらでは、江戸時代の仏師「円空」の仏像が展示されています。
円空さんは、12万体の仏様造仏をを発願されていて、現存するのは、5000千体だと言われています。
円空さんは、私共の歴代住職「尊榮門跡」より授戒され、お坊さんとして得度されています。その後、分院として弥勒寺を建立したとされています。


私がつちぼとけを作り始めた当時は、円空さんの事は知らなかったのですが、作り始めている中で、円空さんとの縁がつながった事に驚きました。
それと共に、私も円空さんにならって「13万体の造仏」を発願したものでした。
やり残したこと
病院で横になっているとき、「やり残したことは何か?」と考えた時、まだ7万体しか作れていない事に気が付きました。
あと6万体をつくり上げるまでは死ねない。
今できる範囲の中で、あと6万体造仏を目指して、つちぼとけ精進してまいりたいと存じます。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
「死ぬまで生きていく」と心に念じながら・・・


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