ハンガリーとルーマニアで初めての投扇興
令和5年10月23日から10月31日までルーマニアとハンガリーに伺いました
在ルーマニア日本国大使館及び在大阪ルーマニア名誉領事館の後援で、ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センター主催よりかなてより依頼が寄せられ、呼んでいただきました。
昨年は、まだコロナ禍でもあり、当院から投扇興を寄贈して在ルーマニアの方々で行われました。
2022年に行われた投扇興案内
今年初めて実現しました
私も、初めて、ヨーロッパでありましたが、日本文化を体験していただき、とても意義あるイベントとなりました。
キリスト教の地域ですので、法衣と和服は、歩いているだけで声をかけられます
今回の海外渡航のスケジュールがとてもハードで移動だけで大変です。
直行便がないため、フランクフルトで乗り換えてルーマーニアに入り夜行電車にてハンガーリーへ
とてものどかなヨーロッパの風景に癒されます
ハンガリーで初の投扇興
2023年10月26日、ハンガリー史上初の投扇興大会がNPO法人投扇興保存振興会により、首都ブダペストにあるカーロリ・ガシュパール改革派教会大学(https://english.kre.hu/)にて、ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センターの共催で開催されました。初めに日本語学科のユーリア・ショモディ准教授が挨拶をし、東京にある本寿院の三浦尊明様が投扇興の歴史について説明し、奥様とお嬢様と共にデモンストレーションを行いました。計55名の学生が3本ずつ扇子を投げ、上位二名は打掛を羽織り、お姫様の格好で競技に挑みました。めったにない日本文化体験に参加者の学生たちは大変喜んでおりました。競技はルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センターの角悠介とサラ・ジュルカ、および長岡技術科学大学の山崎遼太がアシストしました。(日本文化センターの報告より)
みなさんとても興味を持って参加体験くださり、高得点が出ると拍手がおこります。
ハンガリーで終了後、また、夜行電車に乗ってルーマニアへ
来るときは、車両の電気系統が故障しており、寒さに耐えながらの移動でしたが、帰りは問題なく車窓を眺めながらの移動ができました
ルーマニアでは、お茶と投扇興
日本のお菓子とお抹茶を振舞い、静かな時間と、お遊びの投扇興です。
ルーマニアでもお抹茶のカフェを見つけ、入ってみましたが、抹茶そのものを飲むのではなく
甘いアーモンドやミルクでラテにして甘くして飲まれているようでした。
ですから、お抹茶の苦味は、少し驚かれたようです
お茶を召し上がっていただいたあと、投扇興に興じていただきます。
とても緊張しておられたようです。
百人一首が読み上げられ、ゲームが続いていきます
高得点の御幸が出ました。
お茶は、楽しく飲むのもですよと話があり、お茶の名産など質問がありました。
言葉のいらない、日本の伝統遊戯「投扇興」を楽しんでいただきました。
また、今回日本から振袖の寄付などがあり、みなさん大喜びでした。
2023年10月28日、ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学日本文化センターはNPO投扇興保存振興会(http://101000.com/)およびAnime Culture Club(https://www.facebook.com/AnimeCultureClubCluj)との共催にて、ルーマニアにおける第二回投扇興大会およびお茶会をクルージュ・ナポカ市にあるNTT DATA本社ビルにて開催しました。本イベントは在ルーマニア日本国大使館及び在大阪ルーマニア名誉領事館の後援にて行われました。60名以上が参加し、NTT DATAからは参加者に飲み物が提供されました。イベントは日本文化センタースタッフのイザベラ・クルラナルの司会により行われました。始めに日本文化センター角悠介所長が開会の言葉を述べました。続いて東京にある本寿院のご住職三浦尊明様が投扇興の歴史を紹介し、奥様の由希様とお嬢様の英華様と共にデモンストレーションを行いました。参加者は美しい振り袖に身を包んだ英華様のたてたお抹茶を飲み、続けて投扇興に参加しましました。一人3本ずつ扇子を投げ、最終決戦では上位二名が打掛を羽織りお姫様に扮して5本の扇子を投げました。
優美かつ荘重な雰囲気に参加者は緊張し、何名かの手が震えていたのが印象的でした。ルーマニアでめったに体験することのない、真の日本の伝統文化に触れる貴重な機会を与えてくださったNPO投扇興保存振興会の皆様に心より感謝申し上げます。なお、NPO投扇興保存振興会より、大変美しい振袖を一式センターにご寄付いただき、茶道セットおよび投扇興道具一式をお預かりいたしました。再びルーマニアにお越しくださるのを一同心待ちにしております。ご縁に感謝いたします。この度は大変お世話になりました。(日本文化センターの報告より)
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