日光尊星王院 月法要と樹木葬「さくらん墓」納骨法要を厳修いたしました
令和7年9月13日(土)13時 9月の納骨法要です。小雨の降る中で、納骨式を厳修いたしました。
これは、毎月厳修しており、どなたでもお参りいただけます。
また、納骨の方ばかりでなく、すでに納骨された方や、納骨堂にご安置の方、ご見学の方などお参りいただけます。今回は、本寿院 熊本別院からも納骨がありました。ご遺骨を車でお連れ下さいました。
まずは、13時前に皆様がお集まりくださいます。山のお寺ですので、駐車場の問題ならびにトイレなど水の問題などがあり、毎回5組までの予約制とさせていただいております。日程並びにお申し込みは、尊星王院のホームページをご確認ください。

まずは、さくらん墓のお掃除からです。この樹木葬さくらん墓は、桜の木の下にカロートを増設しております。春は、さくらが満開になります。夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の顔を見せてくれます。
山頂にあるお寺ですので、仙人になったような大自然の中で眠るお墓です。
1月末に大病を患い、住職は、今年初めての参拝となります。住職が伺えない場合は、副住職はじめ寺の僧侶がかわって厳修させていただいております。

尊星王院 月法要
まずは、月法要の厳修まえに、住職からご挨拶。毎回参拝くださっている方が体調を心配してくださいました。読経中にご焼香 そして一緒に般若心経を奉読いたします。
今回は、ご参列の方のご両親や伴侶のご命日法要としてお参りになった方もございます。また、悲しいかな、我が子が先に病気で旅立たれ、逆縁の悲しみの中で供養法要を厳修いたしました。
その昔、ある殿様にお姫様が誕生されました。お殿様は大喜びになって「姫が生まれた」姫が生まれたと、このめでたい時に物外という僧侶に祝いの書を書かせます
僧侶は「じじ死ぬ、ばば死ぬ、父死ぬ、母死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ」と書いて献上されます
お殿様は激怒され、「わしはこの反対を書いてほしかったのじゃ」と言います
僧侶は、書き直します
「孫死ぬ、子死ぬ、母死ぬ、父死ぬ、ばば死ぬ、じじ死ぬ」
もうおわかりだと思いますが、順番に死んでいくことがなんて有難い事か。なんて幸せな事か。
この順番が一つ違って、我が子が先に亡くなる辛さは言葉には出来ない苦しみがあります。しかし、避ける事も出来ません。逃げる事も出来ません。
当たり前に思っている事ですが、その現実を見つめた時「今」の幸せ 「出会い」の幸せがある
それが、仏教の教えです。しっかり苦しみ悲しみを受け止めた時に、「ありがとう」と感謝の手を合わせる事が出来るのですね。

樹木葬「さくらん墓」納骨式
本堂での法要後、遺族の方の手によって樹木葬「さくらん墓」に移動します。階段が急なので、おみ足の悪い方などの場合は、当院スタッフがかわってお持ちします。そして、住職の手により、納骨されます。
どうぞ、またお参りください。
樹木葬「さくらん墓」は門前にございますので、どなたでも、いつでもお参りいただけます。ただ、山の中ですのでお線香やろうそくは使えません。山火事になったら大変な事になります。また、お供え物はかならずお持ち帰りください。サルや鹿など野生動物がいますので・・・。もちろん熊も可能性はございますが、熊の餌となるような樹木も近くにない事から、一度も遭遇したことも話が出たこともございません。

本年の予定は下記の通りです。秋は、紅葉が美しい時期ですので、どうぞ、お参りください
2025年10月18日(土)13時
2025年11月15日(土)13時
2025年12月20日(土)13時
過去の写真です



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