こんにちは。本寿院住職の三休でございます。今回は、独身で一人暮らしをされていたお兄様の戒名をお授けした方から、お礼のお便りを頂戴しました。突然のお別れを経験された妹様のお気持ちと、そのお便りを受けて私がお話しした、明るい終活についてご紹介します。
お便りは趣旨を要約してお伝えします。お兄様が亡くなられたときの詳しい状況など、動画の中で分からないとお話ししたことを、推測して補うことはしていません。
87歳まで一人で歩まれたお兄様の人生
妹様のお便りによると、お兄様は生涯独身で、87歳まで一人暮らしをしながら、人生を歩んでこられました。亡くなられる数日前に電話でお話ししたときには、お元気だったそうです。
お兄様の好きだったうなぎを、一緒に食べに行こうと約束されたばかりでした。それから間もなく、近くに住む方から突然の訃報を聞かれ、大変つらかったとつづられていました。
また会えると思っていた方との、突然のお別れでした。その悲しみとともに、お兄様のために戒名を授かりたいというお気持ちを、お便りから受け止めました。
戒名を授かったことへの、妹様からのお礼
お便りには、よい戒名を授かったことへの感謝と、亡きお兄様も喜んでいると思う、というお気持ちが記されていました。お兄様を大切に思う妹様から、そのようなお礼を頂戴したことを、私もありがたく思っております。
故人が喜んでいるという言葉は、妹様がそのように感じておられることとしてご紹介しています。大切な方を思い、戒名を通して手を合わせられる。そのお気持ちを大切にして、ご供養をさせていただきたいと思います。
一人で暮らす方の最期について、考える機会に
私どもには、お一人で亡くなられた方についてのご相談が寄せられます。今回のお便りを受けて、動画では、一人暮らしの方がご自身の最期について考えておくことにも触れました。
今回のお兄様について、どのような経緯で発見され、妹様に連絡があったのか、細かなところまでは分かりません。ですから、ご本人やご家族のご事情を決めつけるのではなく、このお便りを一つのきっかけに、ご自身のことも考えていただければと思います。
何とかなるだろうと思っていても、亡くなられた後になってからでは、ご本人のお考えを確かめることができません。だからこそ、元気なうちに自分の最期について考えることを、私は大切にしています。
明るい終活は、今の生き方を見つめること
私は、終活の講座などで、ご自身の最期をきちんと考えておくことについてお話ししています。それは、周りの方の安心にも、ご自身の安心にもつながると考えているからです。
まだまだ生きていける、これからも楽しみがある。そのお気持ちを持ちながらも、いつか迎える最期を見つめてみる。すると、自分の人生や生き方を、改めて考える機会になるのではないでしょうか。
私は、自分の最期を見つめることで、今の生が輝いてくると思っています。終活を、今の毎日をより大切に生きるための時間として考えていただければと思います。
お兄様を思う妹様のお便りをご紹介しながら、皆さんにも、ご自身の人生について考えるきっかけにしていただきたいとお話ししました。
大切な方の供養について、あわせてお読みください
突然のお別れの後、どこから供養を始めればよいか戸惑うこともあるかと思います。別のご相談をもとにした記事「亡くなって2年後からの供養|白木位牌をお作りした理由」では、ご遺族のお気持ちに合わせ、一つひとつ供養を重ねることについてお話ししています。
動画でご覧になる方へ
妹様のお便りと、明るい終活について、こちらの動画でお話ししています。
本記事は、本寿院住職・三休の動画「独身の兄の戒名をありがとうございました」をもとに再構成しました。お便りの内容は趣旨を要約してご紹介しています。


