こんにちは。本寿院住職の三休でございます。今回は、ご自身と奥様の生前戒名を希望してお寺へお越しになった方からのお礼をご紹介します。戒名を読みながら、私との会話で感じた心の安らぎを思い出されたそうです。
お礼の趣旨を要約してお伝えするとともに、これからの人生を見つめ、「ありがとう」という感謝を残していく、明るい終活についてお話ししたいと思います。
自分の戒名を授ける住職に、一度会ってみたい
来院されたのは、終活の中で、ご自身と奥様の戒名について考えておられた方でした。ご自分でも戒名を検討されたうえで、一度この住職に会ってみたいと、本寿院を訪ねてくださいました。
自分の戒名を授けてくれるのは、どのような住職なのだろう。私は、そのように確かめに来てくださったご縁を、ありがたく受け止めております。動画では遠方からお越しくださったことへの驚きと、うれしさもお話ししました。
戒名を読みながら、会話で感じた安らぎを思い出す
その後、お礼のお葉書を頂戴しました。お話を聞き、戒名を授けたことへの感謝とともに、戒名を読みながら住職との会話で心の安らぎを感じたことを思い出した、旅立ちの準備が一つできたことに感謝している、というお気持ちがつづられていました。ここでは、お葉書の趣旨を要約してご紹介しています。
生きているうちにご自身の戒名を知り、その名前とともに、お寺で話した時間を思い出してくださる。そのことを、私もうれしく思います。この方が感じてくださった安らぎを、大切に受け止めております。
終活を、暗い話だけにしないために
終活というと、どうしても暗いイメージを持つ方がおられます。子どもの側から親に切り出しにくかったり、親の側では、まだまだ自分には早いと感じたりすることもあるでしょう。
一方で、私は、急なお別れに直面し、どうしたらよいか分からず困っておられるご遺族の姿にも接してきました。だからこそ、ご自身で考え、お気持ちを残しておくことにも意味があると思っています。
私は、終活を暗いことばかりにせず、明るく元気なうちに、ご自身の人生を振り返る時間として考えていただきたいのです。
エンディングノートに、何を残したいですか
動画では、私がエンディングノートを二冊出版したことにも触れました。最初のものでは、葬儀のあり方や財産のことなど、具体的な準備について記す内容が多くありました。そうした基本的なことも、大切です。
けれども、さまざまな方とお話しする中で、何を残したいのか、次の世代に何を伝えたいのかと考えるようになりました。そこで私が大切だと思ったのが、「ありがとう」という感謝の思いでした。
次に出したノートでは、その感謝を残すことを大切にしました。手続きや財産についての情報とともに、自分の思いを言葉にしておく。そのことが、残された方の安心にもつながるのではないかと、私は考えています。
出会えてよかった、その思いを言葉にする
あなたに出会えてよかった、あのときはありがとう。そのような感謝を、思い出とともにつづっていく。私は、それを残すことがとても大切だと思っています。
財産や不動産など、整理しておきたい具体的なこともあります。そのうえで、ご自身の人生を振り返り、よい人生だったと感じられることや、お世話になった人への思いを、ありがとうという言葉にしていくのです。
動画では、そうした感謝とともに準備をすることが、よい旅立ちにつながるのではないかという、私の願いをお話ししました。
生前戒名とともに、仏弟子として一歩ずつ
今回、ご夫婦の生前戒名をお授けできたことを、ありがたく思っております。動画の最後にも、今からは仏弟子として一歩一歩歩んでまいりましょう、とお伝えしました。
旅立ちの準備を一つ整えたというお気持ちとともに、これからの日々をどう歩むかにも心を向けていただければと思います。生前戒名については、本寿院の生前戒名のご案内をご覧ください。
ご自身の戒名を生きているうちに知り、気に入ってくださった方のお礼は、生前戒名を授かった方のお礼の記事でもご紹介しています。
動画でご覧になる方へ
お礼のお葉書と、生前戒名、感謝を残す明るい終活について、こちらの動画でお話ししています。
本記事は、本寿院住職・三休の動画「住職との会話で心が安らかになりました」をもとに再構成しました。お葉書の内容は趣旨を要約してご紹介しています。


