戒名の種類はご住職にお任せします
戒名選びは、人生の大きな節目となるご家族の逝去に際し、誰もが頭を悩ませる問題の一つです。
本寿院の三休ご住職は、戒名に関するよくある疑問や誤解を解き、その本当の意味をわかりやすく解説させていただいております。
戒名に「等級」は存在しない
戒名に「高い」や「安い」といった等級は存在しません。
戒名は、故人の冥福を祈り、仏弟子としての新しい戒律を授けるものです。
その本質は、故人の人格や生き方に敬意を払い、仏教の世界で新たな一歩を踏み出すためのものです。
安いから?高いからというものではなく、その戒名の本質についてお考えいただければ幸いです。
戒名料は「お布施」であり、商品ではない
戒名料と称されるものは、厳密には「お布施」であり、商品ではありません。
お布施は、お寺が営む仏事への感謝の気持ちを表すものであり、金額に決まった基準はありません。
お寺は、受け取ったお布施を、寺院の維持管理や、地域への貢献などに充てています。そうして、皆様のお寺が運営されていくものです。ひいては、お布施が住職の為ではなく、皆さんの為になる。社会のためになるとお考えいただければ幸いです。
もっとも、お寺もさまざまで、住職の生活態度などに批判が寄せられているのも事実です。
一部のお寺に限られる事ではありますが、それが全体の印象となり、悪徳僧侶として思われている方も少なくありません。
お寺は、どれも同じではなく、住職の考え方や、活動によってまったく違ってきます。
お布施を差し出す方も、受け取る方も、互いに清々しい気持ちになれる関係が望ましいですね
戒名を選ぶ際のポイント
- ご先祖様の戒名とのつながり: ご先祖様の戒名と似たような字を選ぶことで、家族のつながりを意識することができます。
まず、先祖の戒名を探してみましょう。先祖の戒名を見ると様々な事がわかってきます - 故人の人格や生き方: 故人の人格や生き方を象徴するような字を選ぶことで、故人を偲ぶことができます。
戒名には、その人の生きざまがあらわれてきます。どんな方なのか - ご住職との相談: ご住職は、故人に関する様々な情報をもとに、最もふさわしい戒名を提案してくれます。
戒名選びは、故人を想う気持ちの表現
戒名選びは、単に名前を決めるだけでなく、故人を想う気持ち、そして仏教への信仰心を深める機会でもあります。ご住職との丁寧な相談を通して、故人にふさわしい戒名を選び、その冥福を祈ることが大切です。
まとめ
戒名に関するご住職の言葉は、戒名選びに迷っている多くの人々にとって、大きな心の支えとなるはずです。
戒名に「等級」はないという事実を理解し、故人の人格や生き方を尊重しながら、ご住職と相談の上で、最善の戒名を選んでいきましょう。
- 戒名に関する情報収集: 葬儀社やインターネットを通じて、戒名に関する情報収集を行ってみましょう。僧侶を紹介するサイトや、お寺が発信しているサイトなど様々です。一概に戒名と言っても同じではなく、何を基準として選ぶのか?戒名は、僧侶であれば誰でも良いのか?末代まで続いていく戒名ですから、様々な情報を収集され納得のいく形でお授かりになる事をお勧めします
最終的な決定は、ご住職との相談の上で行うようにしましょう。
- 宗派ごとの戒名の特徴: 各宗派によって、戒名の構成や意味合いが異なる場合があります。ご自身の宗派の戒名の特徴についても、ご住職に尋ねてみましょう。
当院から、違う宗派のご僧侶を紹介することも可能です。しかし、宗派によって僧侶によってお布施に金額が違ってきます。
その点もあわせてご相談ください。
- 戒名と墓石の関係: 戒名は、墓石に刻まれる重要な要素の一つです。戒名が決まったら、墓石のデザインや文字の種類なども、ご住職と相談しながら決めていくと良いでしょう。
墓石に刻まれるると、末代まで続いていきます。慎重に選ばれることをおススメします
戒名とは何か?
戒名とは、仏教において、亡くなった人に新たに授けられる仏弟子としての名前です。
戒律を授かり、故人の冥福を祈り、仏の世界で新たな一歩を踏み出すためのものです。
戒名には、その人の生前の行いや信仰の深さなどが込められており、故人を偲ぶ大切なものです。
戒名の構成
戒名は、一般的に以下の部分で構成されています。
- 院号: 戒名の一番上にくるもので、故人の社会的な地位や信仰の深さなどを表します。
- 道号: 仏教的な教えや実践を表します。
- 戒名: 二文字の名前で、故人の新しい名前です。この部分が戒名です。どの宗派も2文字です
- 位号: 戒名の最後にくるもので、故人の性別や年齢を表します。
戒名の種類とランク
一般的に、戒名には以下の種類があり、ランクが高い順に並べられます。
- 院殿居士・院殿大姉: 最高位の戒名で、社会的に高い地位にあった人や、深い信仰を持っていた人に授けられます。
- 院居士・院大姉:通常、最高位の戒名です。
- 院信士・院信女: 日蓮宗に見られる高位の戒名です。
- 居士・大姉: 一般的な戒名です。
- 信士・信女: 信仰の深さによって授けられる戒名です。
しかし、ご住職がおっしゃるように、戒名に厳格なランクは存在しません。戒名は、故人の人格や生き方に合わせて、一つひとつ丁寧に選ばれるべきものです。
戒名料について
戒名料は、お寺に支払う費用ではなく、「お布施」と呼びます。
お布施は、お寺が営む仏事への感謝の気持ちを表すものであり、金額に決まった基準はありません。
当院では、3万円・5万円・10万円という目安をたて、ご本人に選んでいただいております。以前は、3万円という目安でしたが、いつしか均一料金と勘違いされる方が多くなりました。当院では、戒名の安売りをしているのではなく、戒名にお困りの方の相談に応じていきたいと考えております
戒名を選ぶ際のポイント
- ご先祖様の戒名: ご先祖様の戒名と似たような字を選ぶことで、家族のつながりを意識することができます。
- 故人の人格や生き方: 故人の人格や生き方を象徴するような字を選ぶことで、故人を偲ぶことができます。
- ご住職との相談: ご住職は、故人に関する様々な情報をもとに、最もふさわしい戒名を提案してくれます。
- 宗派: 宗派によって、戒名の構成や意味合いが異なる場合があります。
戒名と墓石の関係
戒名は、墓石に刻まれる重要な要素の一つです。戒名が決まったら、墓石のデザインや文字の種類なども、ご住職と相談しながら決めていくと良いでしょう。
戒名選びは、故人の冥福を祈り、家族にとって大切な儀式です。戒名には、故人の人格や生き方が込められており、その人にとっての新しい名前となります。ご住職との丁寧な相談を通して、故人にふさわしい戒名を選び、その冥福を祈ることが大切です。
戒名に関するよくある質問
- 戒名は自分でつけることはできますか? 戒名は自分では付けることが出来ません。
それは、ペンネームであって戒名ではないからです。
どうして自分で付けたいのでしょうか?知り合いの僧侶がいなかったり、わからないからつけたいとか
多くの場合は、戒名料の問題ですね。戒名料というのはなく、お布施です。当院では、そのようなご相談を承ってまいりました
「費用の事より供養が先です」お困りの方には、故人にふさわしい戒名を授けてもらいます。 - 戒名の値段相場はあるのでしょうか? → 戒名料は、お布施であり金額に決まった基準はありません。お寺によって、また故人の状況によっても異なります。
- 戒名を変えたい場合はどうすればよいのでしょうか? → 戒名を変えたい場合は、一度お寺にご相談ください。宗派や事情によっては、変更が難しい場合もあります。
より詳しい情報を知りたい方は、ホームページもしくは、三休のユーチューブチャンネルをご覧ください。
また、お寺に直接ご相談いただいても構いません。03-3772-8889
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