生前戒名の申込
おはようございます
本寿院の住職でございます
先日こんなご相談がありました
生前戒名の申込みを
しようと思っています
離婚後も
元夫の姓を名乗っている場合は
元夫の先祖に沿った形で
申込みをした方が
良いでしょうか?
問題は、どのお墓に入られるか?
姓とは関係ないですね
奥様が嫁がれたのであれば
そのお墓の中に
入られる訳ですね
そうすると先祖代々の
お墓に入っていかれると
ご先祖の戒名
戒名っていうのは
二文字だけですから
どの宗派でも
同じなんですね
だけど宗派による
その付け方の特徴があります
そこで一人だけ変わった形の
特徴っていうのも
おかしいもんですから
やはり先祖に合わせた形に…
ですから奥さまが
戒名を授かるときには
嫁がれたご主人様の
先祖に沿って
奥様も戒名を
授かるというのは
これが一般的ですね
でも離婚をされた場合
そうするとその先祖の
お墓に入る訳では
ありませんので
そうすると
今度自分が
どこのお墓に入られるか?
という事になると思います
そう考えるとですね
自分のお墓は
どこに行こうかな?って
あの先祖代々の墓は…
自分の父親の…
実家のお墓があるけれども
でもそれは兄弟が継いでて…
そういうケースあるんです
実は割と多いんですね
結婚をしてたけれども
いやいや独身で
そのひとりの方が
お墓はどうしようかな?って
今までこう伸ばし
伸ばし…してて
でも終活を始めた時に
あれ?私は亡くなったら
どうなるんだろうかな?
っていう方が多いのです
だからお墓の問題をまず
クリアする必要があると思います
だから今回の
ご相談の方であれば
ご主人さんと
離婚されたんであれば
それは考えない方が良い
むしろご主人さんとは違う形の
戒名の方が
良いかも知れませんね
そして今度は自分のご実家の
お墓に入るのであれば
ご実家に合わされます
お墓の在り方は変わってきた。散骨やお骨仏
いやそうじゃなくて
私は…もう最近は
そういう一人墓とかね
合同墓だとか…
散骨だとか色々あります
私共のお骨仏もそうですね
生前のうちに沢山の方が…
もう何百人っていう方が
生前のうちに
申し込んでおられますから
自分がもしもの時に頼むで‼︎って
はい‼︎ 分かった‼︎って
言ってるんですけどね
そういう方もありますね
そうすると
じゃあそういう事に
こだわらずに
自分の生き様と
いうものを考えましょう‼︎
っていうのが
私の戒名講座の趣旨なんです
自分で自分の
戒名を考えた時に
俺って
どんな生き方をしてきた?
私ってどんな人
なんだろうか?って
もう一度自分を振り返りながら
それを見つめるということを
とても大切じゃないかなと思います
だからご主人さんの事は考えずに
ご自分が
私はどんな戒名にしようかしら?
こんな字が良い!
どんどん考えてみて下さい
そうすると
もっと死というものが
具体的に見えてくる
戒名は死の為では
ないんですけれども
だけど死をイメージ
必ずします
私共のお寺で終活講座で
今度はこの骨壷を作りましょう
自分の埋骨壷を作りましょうと
いう事をすると
もう本当に自分が亡くなったら
この骨つぼに入るんだと
思う訳ですから
真剣さが変わってくるんですね
そういう事も含めてですね
そうして自分の事を見た時には
じゃあ自分は
どうしていこうかな?
だからそれで新しい形の戒名で
良いと思います
決してご先祖に合わせる
必要もありませんし
夫方の先祖に合わせる必要は
ないと思います
ありがとうございました
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