令和2年2月15日、ラーメン二郎”の創業者、山田拓美さんの喜寿のお祝いと兼ねて生前葬が執り行われたそうです。
場所は、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテル
驚きの生前戒名を後ほど紹介いたします。
様々な生前葬
生前葬?ときくと、1993年2月に水の江滝子さんが生前葬を大々的に行われ、話題になったことを思い出します。
その後、芸能人の方や有名人の方々が数名 生前葬を行われたりしました。
私が、平成28年4月24日(日)に清住庭園で行った「生前葬」は、日経新聞の「130万人のピリオド」にも大きく取り上げられました。
これは、高校のサッカー部の監督をされていた方が、ある会合で「死ぬまでにまた会いたいな」と話されたのが始まりだそうです。
教え子たちが委員会を作り、企画を練り、先生を中心に集まろうという内容でした。
多くの生徒たちは、最初笑みを浮かべ、同窓会のように談笑し、パーティに参加してきました。
そこで違うのが、「ドレスコード」
葬儀と同じような、喪服もしくは、黒や紺の清楚なかっこで集まります。
中には、忘れていた方もあったようですが・・・笑
本気の生前葬儀
多くの方が、軽く考えていたものですが、監督と私は、実は本気の葬儀を厳修しておりました。
実際に、戒名を授け、その場で授戒会を執り行います。
監督は、葬儀の間 奥に座って、私の読経や生徒たちの弔辞に耳を傾けます。
さすがに棺の中に入ってはいませんでしたが・・・
生徒たちが、涙ぐむシーンも。
生前葬儀が終了後、私の「法話」
仏教に説かれる「縁」についてお話ししました。
その後、監督が死装束で登場 会場はワ~と盛り上がりを見せます。
元気なうちに、話をして一杯飲みながら別れを告げる。
何回やったっていいんです。毎年やってもいいでしょう。1回だけでなくてもいいじゃないですか。
つぎは、1周忌・3回忌・7回忌と生前法事もいいものだと考えます。
最近は、あまり使われなくなってきましたが、ちょっと前までは「葬儀・告別式」だったんです。
仏様の仏弟子として戒名を授かる「葬儀式」
皆さんがお別れをする「告別式」とは全く違うものです。
本来は、生前に仏弟子になり戒名を授かるのが筋でもあります。
そういう面でも、生前葬はおすすめです。
ラーメン次郎さんの生前戒名について
さて、話が脱線してしまいました。元に戻して、ラーメン次郎さんの戒名についてお話ししたいと思います。
戒名は「弐郎院野菜辛目大蒜増脂増居士」
じろういんやさいからめにんにくましあぶらましこじ
面白い戒名ですね。これは、ラーメン次郎さんでラーメンを食べたことがない方ではわからないのでは?
私も、連れられて一度、おいしく頂戴したことがあります。
戒名の分割を見ると
戒名は「油増」あぶらましとは読まず、「しぞう」となります
次に道号は「野菜辛目大蒜増」やさいからめにんにくましとは読まず「やさいこうもくだいさんぞう」
院号は、次郎院
戒名を読み上げるならば
「じろういんやさいこうもくだいさんぞうしぞうこじ」
とまあ14文字の戒名
徳川家康が14文字「安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」クラスと同等となる素晴らしい戒名です。
とまあ、こんなに真剣に戒名の事を考える事もなく、ラーメン次郎さんに行って、ましましで注文するとともに創業者の戒名を読み上げ供養していると考えればいいのではないでしょうか。
戒名に同じ字は使わない
一言修正する点を述べておくと戒名に同じ字を2回使うことはありません。ですから「増」は1回だけがいいかと・・・(笑)
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