生前戒名を授かり安心を得る
生前戒名という事はご存知でしょうか?
実は、戒名は死んでからではなく、生きているうちに授かるものだったんですね。
「改」名ではなく、「戒」名と書きますね。
よく「戒名を付けてください」と命名と同じように考えておられる方が多くあります。
当院では、
「戒名を自分で付けましょう」
と戒名講座を全国各地で開催しております。ありがたいことに、大変好評を得ており、よみうりホールなど110回以上の講演をさせていただきました。
結論を先にお話ししますと「戒名は自分では付けられないのですね」
「なんだそれ?」とがっかりされる方の声が聞こえてきそうです。
ちょっと待ってください。では、質問しますが「戒名は何のためにいるのでしょうか?」
戒名を自分で作ったら「無料」だとか、葬儀の時に使えば安くなる。
といったものではないのです。
葬儀の時だけ、もしくは体裁を整えるためだけに戒名を自分で付けるのであれば、それでいいでしょうが、それだけで良いのでしょうか?文字だけなら小学生でも作れますね。
戒名は、文字ではありません。
仏弟子となった時に師匠から授かるのが「戒名」です。
そこで、自分で戒名を考えてみませんか?
菩提寺の和尚様から授かるとしても、一度自分の戒名を考えてみましょう。
楽しいですよ。
戒名の構成は、院号 道号 戒名 位号と構成されます。
戒名を授かって、仏弟子となって生きる。
まさに、安心です。