直葬のあと「このままで良いのか」不安な方へ|戒名・位牌・永代供養で心のしこりをほどく手順
お葬式をせずに火葬のみで見送る「直葬」は増えています。しかし、その後に「白木の位牌もない」「戒名もない」「お経もあげていない——これで良かったのだろうか」と胸に小さなしこりが残るご相談が後を絶ちません。本記事では、実際のお便り(大阪の方)をもとに、なぜ不安が生まれるのか/どう解消されるのか/今日から何をすれば良いかを住職の視点で分かりやすく解説します。
直葬後に不安が生まれる3つの理由
- 「形」がないため区切りが持てない
お通夜・葬儀・初七日などの節目がないと、喪のプロセスが曖昧になり、気持ちの整理が進みにくくなります。 - 「祈りの対象」がない
位牌や戒名がないと、どこに・どのように手を合わせればよいか分からないまま時間が過ぎ、不安が積もりやすくなります。 - 「やり残し感」から来る自責
「何もしてあげられなかったのでは」という思いが、日々の合掌を曇らせ、「あの世にちゃんと行けたかな」という不安につながります。

不安が和らぐ「3つの柱」:戒名・位牌・供養
本寿院では、直葬後の不安を和らげるために、次の3つの柱を大切にしています。
1)戒名(かいみょう)
戒名は、仏さまの教えに帰依した証であり、祈りの言葉の中心です。お名前をお呼びするたびに、「ご先祖は仏の御もとに在す」という安堵が育まれます。
2)位牌(いはい)
位牌は、日々のご供養の拠り所。「手を合わせる場所を明確にする」ことで、心の動線が整い、不安が祈りへと転じていきます。
3)ご供養(読経・回向・永代供養)
ご命日やご回忌、折々の読経は、遺族の想いを仏縁へ結び直す時間です。お寺にお任せいただく永代供養は、「もし自分が病気や高齢で続けられなくなっても安心」という心の土台になります。

事例:戒名を授かり「清らかな気持ちに」
大阪の方より——「父の直葬後、俗名の永代供養に心のしこりがありました。どのように進めれば良いか分からず不安でしたが、本寿院にご相談し、戒名を受け取り拝見したところ、不思議としこりが薄れ、清らかな気持ちに包まれました。本当にありがとうございました。」
直葬後の不安は珍しいことではありません。戒名・位牌・供養が整うと、「ごめんね」から「ありがとう」へと祈りの言葉が自然に変わり、毎日の合掌が安らぎに変わっていきます。

今日からできる具体的な手順
- まずはご相談(無料)
状況(直葬後・永代供養の有無・位牌の有無など)をお聞かせください。強引な勧誘はいたしません。 - 戒名のご用意
ご宗派やご希望を確認の上、心を込めて戒名を授与します。 - 位牌の準備
白木の位牌/本位牌を整え、日々の祈りの拠り所をつくります。 - 読経・回向/永代供養
ご自宅・寺院・オンライン等、状況に応じてご供養をお勤めします。「続けやすい形」をご一緒に選びましょう。 - アフターサポート
ご命日・ご回忌・盆彼岸など、折々の法要もご相談ください。

よくある質問(FAQ)
Q1. 直葬のあとでも、戒名や位牌は用意できますか?
A. はい、可能です。直葬後のご相談は多数あり、いまから整えることで心の区切りが生まれます。
Q2. お寺とのお付き合いが全くないのですが大丈夫でしょうか?
A. 大丈夫です。初めての方でも分かりやすく、無理のない形でご案内いたします。
Q3. 永代供養にしてしまったのですが、戒名だけ授かるのは変ですか?
A. 変ではありません。永代供養+戒名+位牌は両立します。祈りの対象が明確になり、日々の合掌がしやすくなります。
Q4. 経済的に不安があります。
A. ご事情に応じて無理のない範囲をご提案します。費用の目安や進め方は個別にご説明します。
ご相談・お問い合わせ
「このままで良いのだろうか」というお気持ちのまま抱え込まず、一度ご相談ください。お電話・メール・LINEでのご相談も承ります。
本寿院(ほんじゅいん)|受付:9:00–17:00/年中無休(法要日は除く)
