戒名に関する出来事で、様々な相談や批判・意見を受けることがあります。
これから「戒名の風」としてそのような事も書き残していきたいと思います。
本日電話で相談がありました。70~80ぐらいのおじいちゃんです。
「戒名なんて、寺の商売である。宗教も信じていないので戒名は自分でつける」
というものでした。
「そうですか。それでは自分でつけたらいいのではないでしょうか?」
とお答えすると、この戒名を僧侶が認めてくれるのか?
「それでは、矛盾していますよ。僧侶は要らないが戒名がほしい。坊主に金を払いたくない。」
お金がなくて、お布施が出来ないが戒名をつけたいという場合と
お金はあるが、お布施を払いたくないというのでは大きな違いがあります。
お布施は、あなたの心を供えるもの。そのお布施は、お寺の運営費となってたくさんの方のためになる。決して僧侶の飲み代になるわけではないのです。
「では、私が無料で戒名をお授けしましょう」とお話しすると電話を切られてしまいました。
何だかさみしい気分でした。
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