先日(2026年7月7日)の日経新聞記事を読んでいると、「お墓じまいの代行サービスが非常に広がっている」というニュースが大きく取り上げられていました。 コロナ禍が明けて以降、当院にも「地方にあるお墓の管理が大変」「遠方でなかなかお参りに行けない」というお墓じまい(改葬)のご相談が急激に増えています。
今回は、お墓じまい代行の現状をはじめ、お寺(菩提寺)とのトラブルを防ぐ大切なポイントや、本寿院でのお骨仏・受入の取り組みについて、ホームページでも詳しく共有させていただきます。
お寺(菩提寺)とお墓じまいで揉めてしまう本当の理由
お墓じまいをする際、「菩提寺(先祖代々のお寺)から高額な離檀料を請求された」「住職と揉めてしまった」という話をよく耳にされるかもしれません。
しかし、当院が開催している終活講座の弁護士の先生もおっしゃっていますが、お寺の住職は決して怒っているわけではありません。
- お寺の事情(檀家制度) お寺にとって、お墓じまいをされるということは「檀家をやめる(離檀)」ということです。例えば300家の檀家で成り立っているお寺で1家が抜けると、その分の維持管理費が他の方々に重くのしかかってしまいます。住職はみんなのお寺を守るために必死にならざるを得ないのです。
- 「礼儀」と「感謝」が抜けていませんか? 長年ご先祖様をお預かりいただき、お世話になったお寺に対して、挨拶もなく突然「お墓じまいをするので書類を書いてください」と一方的に伝えてしまうと、感情的なもつれに発展してしまいます。
これまでご先祖様を護ってくださったお寺への感謝を忘れず、しかるべき礼儀とお布施を包んでご相談すれば、高額な請求をされたり大きなトラブルになったりすることは滅多にありません。
お墓じまい・改葬に必要な「法律上の手続き」
お寺だけでなく、村の共同墓地(村墓)や公営霊園であっても、勝手にお骨を取り出して処分することはできません。法律上、必ず「改葬許可(かいそうきょか)」の手続きが必要となります。
- 移動先(納骨先)の確定:新しい納骨先の「受入証明書(または許可書)」を取得します。
- 現在の墓地管理者からの証明:現在の墓地管理者(お寺の住職など)から「納骨証明書」をいただきます。
- 自治体へ申請:現在の墓地がある市町村役場へ書類を提出し、「改葬許可書」を発行してもらいます。
改葬許可書が発行されて初めて、お骨を安全に取り出すことができるようになります。
お骨仏・送骨(納骨)費用を「3万円」に定額化した想い
「遠方のお墓から5柱、10柱とお骨を取り出したけれど、移転先のお寺で1柱につき10万円近くかかると、何十万〜100万円もの費用になり納骨できない…」という切実なご相談をたくさんいただきました。
そこで本寿院では、物価高などで苦しむ皆様の負担を少しでも減らし、安心して手を合わせられる場所を作っていただくため、お骨仏(または樹木葬)の納骨費用を、従来の9万円から「1柱あたり3万円」に改定いたしました(※限定人数の特別受け入れとなります)。樹木葬値下げ

- 車での引取や現地での法要対応 大量のお骨をご自身で持ち運ぶのが難しい場合、私どもが現地へ伺ってお骨をお引き取りしたり、提携している信頼できる石材店さんと協力して、閉眼供養から石の撤去・更地化まで一括でお手伝いすることも可能です。
- 遠方の方は「送骨」も可能 郵送(ゆうパック)でお骨を本寿院へお送りいただき、心を込めてご供養・ご納骨させていただくことも承っております。
お墓の「形」が変わっても、祈る心は変わりません
「お墓じまいをすると、ご先祖様に申し訳ないのではないか」と罪悪感を抱かれる方がいらっしゃいます。
しかし、草がぼうぼうに生い茂り、年に1度も行けない放置されたお墓にしてしまうことの方が、ご先祖様にとっても悲しいことです。
お墓という「石の形」はなくなっても、お骨仏や樹木葬といった安心できる場所に仏様としてお祀りし、日々感謝を捧げる場所を作る。それこそが、残された私たちの生きがいであり、これからの心の安らぎに繋がります。
最後に
私たちは、亡くなった方の遺骨や存在が「邪魔者」として扱われるのではなく、「仏様となって、残された家族をいつでも、いつまでも優しく見守ってくれる存在」になるのだと考えています。
「地方のお墓をどう整理すればいいか分からない」「手続きや費用のことで悩んでいる」という方は、どうぞ一人で抱え込まずに、お気軽に本寿院までご相談ください。
今回の内容はYouTube動画でも、私の言葉で詳しくお話ししております。ぜひ合わせてご覧ください。
▼ 動画はこちらからご視聴いただけます http://www.youtube.com/watch?v=34r6lJkxCPM
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