「水子供養とは 〜我が子を仏に託す祈り〜」

水子供養お陰様と感謝の気持ちで日々を過ごす
目次

水子供養とは――我が子を想う祈りと「お陰様」のこころ

このたび「幸せの数珠つなぎ」にお便りをいただきました。その中に、次のような温かなお手紙が添えられておりました。

この度は水子供養をして頂き、誠にありがとうございました。
「お陰様」という言葉を胸に、日々を過ごす事が出来たのは、ご住職様の温かいお言葉のお陰です。
今後とも宜しくお願い致します。

こうしたお言葉に、私共も胸が熱くなります。
水子供養とは、ただ過去の出来事を悔やむものではありません。
それは「祈り」と「感謝」の行いです。
今日はこの「水子供養」について、少しだけお話しさせていただきます。

水子供養

仏様に我が子を託す祈り

水子供養とは

水子供養とは、この世に生まれ得なかった尊い命――いわゆる「水子さま」の成仏を祈り、仏さまに託す儀式です。

「どうか仏様、我が子をお導きください」
「苦しみも悲しみもない、穏やかな仏の世界へ導いてください」
そんな強い願いを込めて、仏さまへお預けする事。それが水子供養の第一歩です。

ご供養をされるお父様やお母様は、我が子を見送る悲しみに胸を痛めながらも、

最後には仏様の元へとその小さな命を委ねます。

親の想い

仏様へ必ず届く想い

 

仏の弟子となった我が子

そして、仏様のもとへと導かれた水子様は、私達の見えないところで、

仏の弟子として生きる者を支えてくださる存在になります。

「お父さん、お母さん、ありがとう」
「どうか元気で生きてね」
そんなふうに、あの世から小さな手を合わせ、私たちの幸せを祈ってくれているのです。

お父さんやお母さんの事を、水子様が恨むなどという事は決してありません。
それどころか、最後の最後まで悩み、苦しみ、涙を流して、我が子のために仏前に手を合わせてくださった――その想いは、必ず届いております。

水子供養とは

我が子を想い流す涙

後悔ではなく、幸せに生きることが供養

水子供養を通じて、こう思えるようになる事が何よりの救いです。

「あの子の分まで幸せに生きよう」
「もう後ろを向くのではなく、感謝をもって歩んでいこう」

実際、何十年も前の出来事を悔やみ、ずっと心にわだかまりを抱えて来院される方もおられます。
けれども、供養の際にこの様にお話させて頂きます。

「もう大丈夫です。仏さまに託したなら、今度は我が子の分まで幸せになってください」
「あなたが幸せに生きることが、我が子の一番の願いなのです」

 

心からの供養

我が子の分まで幸せに生きる

「お陰様」と「感謝」の心を忘れずに

この命を生きているのは、決して自分の力だけではありません。
ご先祖様や仏様、そして水子様を含む、見えざる多くの支えのお陰で、今日も生かされています。

だからこそ、「お陰様でありがとうございます」と、日々を感謝の気持ちで受け止めること。
これこそが、最も尊い生き方であり、水子供養の本質でもあります。

祈り

ご縁に感謝する祈り

終わりに:あなたはひとりではありません

供養とは、心のよりどころです。
過去を責めるものではなく、未来を照らすもの。
あなたの中に残る痛みや後悔が、いつしか「感謝」「祈り」に変わるよう、私どもはいつでも寄り添わせていただきます。

お地蔵様

痛みや後悔が「感謝」と「祈り」に変わる

本寿院では全国より水子供養のお申込みを承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

我が子は、あの世から小さな手を合わせて、あなたの幸せを祈ってくれている――
そう、信じています。

水子供養の申込

動画全文

おはようございます 本寿院の住職でございます。

「幸せの数珠つなぎ 」これにお葉書を頂戴致し、

 お葉書と言うか その中にね手紙を書いて頂きました 。

この度は水子供養をして頂き 誠に有難うございます 。

「お陰様」という言葉を胸に 過ごす事が出来のは、

 ご住職様の温かい言葉のお陰です 。

今後共宜しくお願いを致します。  有難うございます。

 私共で水子供養を承っております。  その時に色んなお話をさせて頂きます。

供養を簡単にお話しをしますと、 先ず水子供養の その我が子の成仏を 祈る

というのがこれが供養ですね

どうか仏様我が子を導いて下さい。 

どうか我が子を導いて苦しみも何も無い 仏様の世界に導いて下さい。と

心から強く念じる訳で御座います。

そして施主さんであったり 、お父さんお母さんの手元から

その水子さんを 仏様にお預けをするんです。

これが先ず第一歩です 。 そして次に仏様の元に行ったのであれば

私達はその仏様の元から 水子様も仏弟子として 私達を祈っていて下さる 。

そうですよね 、我が子の成仏を心から祈ったお父さんお母さんを我が子が恨むはず無いんですよ。

辛い結果になった 、最後の最後迄どうしようか悲しんで苦しんで、 そして悲しい結果になった 。

ごめんねごめんねと涙をし、 そして仏様どうかお願いします。と

仏様に託して仏様の仏弟子となったら 、我が子はあの世から小さな手を合わせて

私達の幸せを祈って居て下さる 。

そう思いませんか 私は必ずそうだと思います。

我が子は仏様の苦しみも無い世界から 、今度は私達の幸せを祈っていて下さるんだ 。

お父さんお母さんの幸せを 恨むなんて事無い。

 お父さんお母さん 又今度生まれていた ご兄弟の幸せを祈っていて下さる。

そしてそう思えた時に陰ながら 陰ながら私達をいつも見守って 、支えて居て下さるんだ 。

何かあった時 、又嬉しい事 、又辛い事、色んな事があるけれども

それはご先祖様を始め 水子様も一緒に私達を 陰ながら支えて居て下さるんだ。

究極的には「お陰様で」でこうして私は 水子さんの分迄

ご先祖様のバトンを引き継いで こうして生かさせて頂いて居るんだ 。

有難うございます、 お陰様で有難うございます 、と感謝の毎日が一番の幸せの日々なんです 。

感謝をしていれば 私達は毎日がとっても安心をし 、とっても幸せな毎日が送る事が出来るんです 。

私共では何十年もあの時の後悔と 、そしてその懺悔の思いで 来られる方も多くあります 。

いやいや仏様にお任せをしたら 、今度は我が子の分迄幸せに生きて良いんですよ。

いやいや幸せに生きる事が 我が子の願いですよ。

 そうして 私達はこうして生かさせている事に 、

「お陰様」と「感謝」を して行く事が 一番良い事であると思います 。 有難うございました。

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この記事を書いた人

本寿院住職 三浦 尊明
比叡山高校卒業  大正大学仏教学部卒業 
平成8年 円宗院 
平成14年 本寿院住職となり現在に至る。
読売文化センター講師
NHKカルチャー講師
NPO法人かけこみ相談センター理事長
NPO法人日本投扇興保存振興会理事長

◆つちぼとけ(陶芸で仏像を造る)を通じた仏教活動を全国各地で開催している。

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